第181話「つんくの馬鹿」の巻

 あけおま!


 


 いやー来ちゃいましたね2012年。一説には「人類滅亡の年」だとか何だとか。終わるなら終わるで、最後の最後までフザケ倒してヤルんべーと思いますけど。それはさておき関係各位の皆様、こんな愚かしいワタクシめに旧年中は格別なお引き立てを賜り、感謝の言葉もありません。だからいーません。でもこれだけは愛を込めて、「アロハ!」。
 そんなこんなで今年もガンバルンバ   なんつって(フルポン亘くんの『おったまげ〜』の動きで)すっとぼけ〜のおトソ気分でヨタ飛ばす気でしたが、実を言えば1月も終わりますよもー。でも愚ブログ的に本年1発目の馬鹿更新って事で、ハロプロにおける2012年の幕を切って落とした2作品に触れさせて頂こうかと。まづはドラマ「数学女子学園」の、予告動画がうピーされた際「サインコサイン……」のクダリでいたたまれなくなって再生を中止してしまった「数女」の、こちらはEDテーマ、


 


 先週1/18に発売されたBuono!の「初恋サイダー」ですが、通販サイツ様から発送する事はしてもらったけど、色々あってまだ受け取れていなくて。だから以下は動画を観ただけの感想に過ぎんけど、皆様がお付き合いして下されば幸いです。初めて曲名を聞いた時、ポケモー。Q&Aでのりほりほの一言回答が頭に浮かぶと共に♪はーつこーいサーイダァ〜ッ!とゆー、なんか聴いた覚えのあるメロデーが脳内再生されました。さらに、去年より続くBuono!の迷走からの脱却、そして原点回帰を予感したモノです。
 彼女達と言えば青春パンク……と書いた所でいきなり脱線しますが、ぼくの会社で最近、役職者による「身だしなみチェック」とかゆーのが始まって。ぼくは「ファッション・チェック」って呼んでんだけど。ほいで、この愚ブログこそ「ですます」口調ですが、ツラ構えこそ常時デスマスク調ですが、実生活だと全然そんな事なくって。ある日なんかは「〜チェック」にあえてヅボンのチャック全開で挑み、「きみ、社会の窓が……」「俺はパンクスだから、体制には屈さん!」だって。パンクの神様ごめんなさい。


   太田出版刊「ピエール瀧の屁で空中ウクライナ」(2001年)P86より。


 それはさておき「初恋〜」の衣装ですが、「(パンク)ロックは革ヂャン、さもなくばスーツ」とのチバユウスケさんの金言にのっとり、今作でのBuono!はスーツにドクターマーチン(?)やラバー・ソールを合わせていて、実にロックでイカしています。あと夏焼雅ちゃんと鈴木愛理ちゃんの向こうを張り、よせばいーのに嗣永桃子まで長ヅボンを身に付け、撮影現場を爆笑の渦に巻き込み、急きょホッパンに差し替えられたとゆースタイリスツさん泣かせなコボレ話を聞くにつけ「きみは松元ドカンさんか」と。
 静かな前奏からバンドが一気に畳み掛ける構成やベース・ラインは「リンダリンダ」直系の青春パンクの王道ですが、にしてはアコギが浮いているわピヤノが変にロケンローだわ、デキればもー少しシンプルでストレーツな方へ振り切ってくれたら個人的には嬉しかった☆カナ。もっと言えば、ピヤノ・ソロでリヅムを落としてからの落ちサビって展開は落ちっ放しでメリハリが無いから、間奏部分はガーッ駆けヌケた方がよろしかったかと。Berryz工房でゆー「雄叫びボーイ WAO!」のギター・ソロ→落ちサビ、的な。


 


 少し崩して引用すると“今さら「好き」なんて言葉より、キスをあげるよ”……初恋にしては大胆だし、歌詞の中でサイダーを上手いこと活かした訳でもないから「初恋サイダー」いーたかっただけだろコノ野郎って感じの本作ですが、ブッキバキにロックだった頃のBuono!の片鱗もうかがえます。「数女」は演者を身内で塗り固めた(そして桜田キュンの未来をも泥で塗り固めつつある)深夜ドラマだから新規フアン層の開拓は望めないにせよ、移籍=迷走以前からのBuono!フアンをつなぎ止める佳曲ではあるかと。
 続きましてこちらは「数女」のOPテーマで、アノ映像はどーも桜田キュン的黒歴史になりそーな気配を漂わせ散らかしているモーニング娘。の「ピョコピョコ ウルトラ」を取り上げさせて頂きます。引き続きお付き合いの程をよろしくオネエGUY(お願い)申し上げます。んでこれ、ぼくにとってそれなりの事件でした。高橋愛ちゃんご卒業公演のデーヴイデーこそ入手していたモノの、「歩いてる」を最後に歌手としての彼女達を見限ったぼくが娘。名義のシーデーを買うのは、実に5年超ぶりだったんです。


 


 


 発売日ら辺はオニ忙しくって買いに行けず、しばらくしてお店へお邪魔したら初回盤は売り切れていて。まだまだ娘。も捨てたモノぢゃないなーとか思いながら、デザインとして一番マシな通常盤を購入しました。思い返せば昨春「9期を、分けても鞘師里保ちゃんと鈴木香音ちゃんを応援したいのは山々だけど、受け付けんメンバーが……ハロプロはおろかアップフロント全体でも唯一苦手な人間が今の娘。には居る。だから銭は落とせん」と愚ブログで吐露した覚えがあるけど、もーそんな詭弁をぶってはいられん。
 俺は今、生田衣梨奈に恋してる。
 痛いでしょ? これ書いてんの今年35になるオッサンですよ。えーっと、9期と比肩する程に10期が魅力的とゆーのも決め手のひとつではありました。だけどそれ以上に、もー今ナマタを好きで好きでしょーがなくって。(『サンフランシスコ』のオーケンの講談みたいな調子で)こんなにナマタを好きになるなんて……ほんとーに、つらい……


 


 嘘。全然つらくなんかなくて、むしろ最近はナマタの動画とか観ながらお酒を(頭から)引っ掛けている時間がナニより楽しくて。何だろう、さすがに私的ランキングで5年に渡って首位を死守する桃子の座を奪うには至らんにせよ、昨年末からグングングングン上げて来ていて、ナマタが。そんな訳で「シーデーはキャラクター商品ではない」との電気グルーヴの教えに背き、初めてのナマタ・グッヅとして「ピョコトラ」を買った所、とんだ本末転倒だけど、悪くないってゆーか「それなり」とは言える1曲でした。
 ふざけたイメーヂに惑わされがちだけど、ナニゲに切ないコード進行だったり、意外な程に練り込まれたコーラスだったり。また90年代初頭にはファミコンの音源をサンプリングしたテクノが瞬間風速的に流行し、結果として定着する事はありませんでしたが、それを想起させてくれる昔なつかしートラックは、92年の「鼻毛あばれ牛」当時の電気に印象が近く、明けまして93年に石野卓球細川ふみえさんへ提供した「にこにこにゃんにゃん」の、朝本浩文さん編曲のモノではなく卓球自身によるデモも思い出されます。


 


 「にこにこにゃんにゃん」からの「許してニャン」。あと単にカワイー。で、ほんとの事ゆーとぼくカラオケの方を聴く事が多くて。さっきは電気で例えたけど、デヂタルに特化した「人生」の様な感もあるこのオケがマヂでツボで。要所要所でひづむシンセもいー感じ。なんだけど、Vo入りを再生するといっとー最初に響いて来るのはつんくP(以下、つんくピー)のウナリ声ってゆー。まして全編を通じて繰り返される「ウゥ〜ア゙ッ!」がとにかく不快で不快で。上の画像のちーちゃんみたいな顔になるもん。
 ひとつの楽曲で最も記憶に残るのはふつーサビだから、そこでこっちをモロわしずかみ(瀧ギャグ)ないし幸せカニばさみ(同じく)してくれって思うんです。メロデー自体はいーのに、その歌詞は“ノッてる気分あらわすと”で思わずヅッコケちゃん。作詞者の気分を感覚的に表わしたモノが「歌詞」ではないのかね。説明するのでなく、感じさせてくれって。今作、そしてスマイレージの新曲のタイトルが出そろった段階で、「工藤『チョトマテクダサイ(笑)』竹内『ピョコピョコウルトラ(笑)』→殴り合い」、


   嗣永鈴木なぐり合い。


 みたいなスレッヅもパソコン通信掲示板に建立された通り“笑わないで”って方が無理だし、あるTwitterユーザー様は「ゴミみたいな曲名」とまでおっしゃいました。かつて電気は自分達が大して売れん事を「看板が汚い料理店にお客は入らん」と卑下し、また消費者を選ぶ持ち味を「中華料理でゆークラゲ」とも例えたモノです。一方ハロプロは、看板娘。に惹かれて入店してメニューを開いたら、食べるまで味は分からんけど食欲が沸かんおポンチな創作料理がヅラァ〜ッて感じで(ドリンク:初恋サイダー)。
 モデル出身だけにカタギの女性フアン獲得も期待デキる飯窪春菜ちゃん。ダンス道場破り(マヂ?)石田亜佑美ちゃん。ハロプロのひとつの顧客層、ある一定の嗜好な皆様をモロわしずかみで幸せカニばさみなJSコンビ、佐藤優樹ちゃんと工藤遥のオッサン。言っちゃ悪いけど、いま落ち目のハロプロにこんな輝かしい人材が集まり、さーこれから!って時にアノ曲名。そんで女の子12人も居るのに自分ばっかり気持ちよく歌っちゃって……もーっ! つんくピーのおバカさんっ! それでは今年もよろしく(^-^)ノシ


   気持ちよく歌っちゃって。