第180話「熊井友理奈のパワーボム」の巻

 草木も眠る丑三つ時、あるブログ及びそのコメンツ欄より。


 


 どーも、はた迷惑です。
 返す返すもタケちゃんアロハ! そして皆様アロハオエ! スマイレージ新メンバーの所の管理人様はお仕事をなさるべきだとゆいたいです、漢字で書くと柾木大造です。
 2011年最期の、違う、死ぬのか、2011年最後の馬鹿更新として、本日12/28(水)に発売された2作品に触れさせて頂きます。ついて来いよっ! ごめんなさい、お付き合い下さい。まづスマイレージの、ぼくがタケちゃんにトラウマを刻んだかも知れないスマイレージの「プリーズ ミニスカ ポストウーマン!」。なんだけど、楽曲云々の前に一言。「タチアガール」のシングルVは持っているけど、彼女達のシーデーを買うのは初めてだったんです。だからイヴェントの当落発表がいつもこの形か分からないけど、


 


 「ハヅレ」て。一応ぼく、本職のポストマンなんです。履いてますよミニスカ。で、年末年始ぶっ通しの10連続出勤は当たり前田の整い前田なので、仮にハヅレなくても年明けド平日のイヴェントには行けっこないから俺はいーけど三宅はどー☆カナ? いや、ぼくはいーけど、それでも「ハヅレ」て。モノには表現ってのがあってさ、せめて「残念」とか、同じ「ハヅレ」でもメンバー各人の手書きを印刷とか。あ、これいー考えぢゃないですか? ハヅレ券7種コンプ!だって。パクッてもいーよ糞事務所。ムフフ。
 さてシーデーを再生してみると、パッと聴きキャンディキャンディを思わせるチェンバロからハーヂーマールゥ〜格調お高い1曲かと思いきや、いざ歌唱パートに入るとドドスカドドスカやかましードラムで早くも台なし。イントロやサビ、間奏での音色(おんしょく)選びはバロック寄りなのに反し、それ以外は凡庸なダンス・ミューヂックみたいに妙にセカセカしていて一貫性に欠くってゆーか、編曲家センセがナニをヤリたいのか伝わって来ません。


 


 主人公は“フリル好むユメ見る少女”……この描写からぼくは大槻ケンヂさんの世界を連想しました。彼が描くゴスロリちゃん達は、電波受信機をインプランツされたり、サーカス団員の母親に銃撃されたり、闇の美学と恐怖政治を独学して新世界の支配者になったりする訳ですが、「ポストウーマン」もまた狂気と破滅の物語です。あゝ何処へでも行ける切手。ね、オーケンフアンの皆様、嘘ですからね。だけど大サビ前とか「生きてあげようかな」に通じる所もあるので、モノは試しでご一聴して下されば幸いです。
 PVではポストウーマン姿を見せてくれますが、それが赤いのがグー。ぼくら外務員の現行の制服って、濃紺の上下なんです。夏場は塩が取れる取れる。ふたつ前は深緑、別名ドブ色。そんなムサ苦しいモノを再現するのではなく、バイクやバン等〒を象徴する赤で仕立てた事で、カタギの皆様に分かりやすくなったのではないかと。またダンス・シーンにはピンクいポスツがありますが、アレがフツーに赤かったら7人の中に埋没しちゃったと思うので、こちらもナイス・アイデヤ。そしてそれを見て思い出したのが……


   貯金箱なんだけど、見た目オトナのおもちゃでR。


 〒側の者から言わせてもらうと、℃-uteの「暑中お見舞い申し上げます」の様に、小社のキャンペーン・ソングに使わせて頂きたいのは山々です。CMは通常15〜30秒だから流れるのはサビだろうし、前述の通りそこはバロックいお上品な作りだし、まして配達員を“心を届けられる、かっこいー”存在として扱ってくれた訳で。だけど、いかんせんタイトルがさ。ただのエロ歌謡だもん。別に「ミニスカで気を惹く」的な歌詞があるでもなく。この曲をちょっと気に入った、ぐらいではレヂにも持って行けないって。
 心を届けられる……以前Twitter様で、フリンヂ衣装の真野恵里菜ちゃんの画像を添付して「私はオジー・オズボーンだ!」とツイーツ、ってゆーステルスマーケティングぢみた悪ふざけを行なったぼくの下(もと)へ、無言のリツイーツが届けられました。多分「なめんなよ」って意味の。そして先日も海外の方から   失礼ながら不可解な、14才の少女のブログに書き込まれた「俺は闇金ウシジマくんを好きだよ」とゆード深夜のコメンツぐらい不可解なメッセーヂが、ダイレクツに届いたんです。

I cannot believe what this person is saying about you! it's pretty nasty stuff.
私は、このひとがあなたに関して言っている事を信じる事がデキません! それはかなり不快な材料です。  対訳:AZUMI TAKAHATA(嘘)


 ……まづ、「このひと」ってどのひと? 要するに世界の何処かでぼくが悪く言われ、かのユーザー様は心を痛めて下さった様ですが、ぼくなんかナニ言われてもしょーがないや。先の恵里菜ちゃん=オジー以外にも、罰ゲームで顔にネコのヒゲを描かれた森咲樹ちゃんで「ピーター・クリス」、同じく顔に「中学生」と漢字で書かれた新井愛瞳ちゃんで「グレート・ムタ」、そしてヌイグルミを高い高いしているくまいちょーで「高角度パワーボム」等、日々ステマり倒している代償でしょう。あゝステマテクダサイ。
 気を取り直し、あるいは正気を取り戻し、スマイレージの「ポストウーマン」に続いて吉川友の「こんな私でよかったら」を取り上げさせて頂きます。引き続きお付き合い下さいませ。最初にタイトルだけを聞いて思ったのは、なんか中澤裕子さんが歌っていそうって。あと何となく昭和くさいなーって。裕ちゃんに謝れ。それを実際に耳にすると、前作「ハピラピ〜Sunrise〜」前々作「きっかけはYOU!」との楽曲としてのテンションの落差が感じられます。アンダーテイカー先輩のパワーボムばりの高角度な落差。


 


 超キモいこと書きますよ。人肌恋しいこの季節、“ギュッてしていてね”“この気持ち途切れない様に”とゆー含みを持つ、切ない系の作品を持って来るのは間違っていないかと。だけど何だかんだバカップルな歌詞と、決して明るいとはいーがたいメロデー。またブッキバキにダンサブルなサビに対し、イントロからAメロが異様に残念なアレンヂと、ナニかとチグハグい感が目立ちます。そして本作を歌う友自身ヘンに無機質ってゆーか、感情の置き所を見つけられないまま録音してしまったのではないでしょうか。
 C/W「Early Snow」を表にする方が季節柄モア・ベターだったと思うけど、それは12月をテーマとしていて、かつ12/28発売って事を考えると、楽曲としてセミ程の命も無いんだよなー。どっち道、売れる見込みがありません。ザッと見積もり、よくて5千枚ぐらい? ここはいっちょ、私的アップフロントランキングで以前は6〜8位ら辺をウロウロしていたけど、握手会やサイン会、また毎朝の馬鹿メール等のそれぞれの効果で2位にまで爆アゲして来てくれた友の為、冬のお手当てでオトナ買いしよーかいな。


 


 


 「こんな〜」の売り文句が「等身大のラヴ・ドール」、違う、「等身大のラヴ・ソング」なのに反し、歌い出しがシュールだなと。「たま」で育ったぼく的に“真夜中の月にブラ下がっていよう”また“都会の片隅で捨てられたピヤノは『ド』の音だけが調子ハヅレで、ふたりみたいだねってきみが笑う”と言った、前者には柳原陽一郎さん、後者には滝本晃司さんのかほり漂う非日常的な歌詞は大好きだけど「等身大」ではないと思うし、そこからあとはほぼ口語での日常生活の描写で、この辺もチグハグ感の要因。
 そんなこんなで「こんな」は評価し兼ねますが、来年2月に開催予定の友の初単独の入場券が付録だっつーんでBOXを買ったんです、お金をドブに捨てる気で。売り上げ(見込み)はアレだとしても、友の底ジカラをぼくは信じています。2000年代初頭、坂本龍一教授が当時の邦楽界に触れて「スチャダラパーはかわいーけど電気グルーヴは憎たらしい」、違う、「実力があって売れているのはドリカムだけ」とおっしゃいました。ドリカムっつってもアレですよ、鳥゙留噛男(どりる・かむお)キラーソーピエール瀧


 


 12/28現在で目立ったPR活動は無いけど、前例にならえば「PON!」へは出させてもらえるかと。ぼくの勤める〒には年末年始も土日も無いけど、逆に平日の非番が多いから、それと友の出演がカチ合ったら遊びに行こうって。そんで実際ノコノコ出かけて行って、パホーマンス終わりの友にイの一番(死語)で「お疲れ様!」って言ったのに見ムキもしてくれなくて、あまつさえ当の友が他のフアンに自ら話しかけるサマを見せつけられて超凹むハメになったりしてね。まさか、ね。そんなオチになんないよね、友。
 ……えー、至らぬ楽曲レヴューを世間様にお晒ししてしまい、今わたくしツラ真っ赤(笑)。それでも「せわしない師走、世話し忘れた」と言われるこの時期に、30親父の独り言を最期まで看取ってヤッって下さり、誠にありがとーございました! 来たる2012年が皆々様にとって、恵み、そしてビビる多き1年になられます様に祈っております。
 それでは、よいお年を(^-^)ノシ  2012年2月7日、柾木大造。