第178話「さらば愛しき我が娘」の巻

 辱めながら帰って参りました!


 


 郷土の皆様おなつかしゅうございアロハ! お仕事アガリの生還マッサーヂから帰宅、違う、遠きグアムより性感いたしました、ワタクシまさきだいぞう伍長であります。
 「もはや戦後ではない」との声もそこかしこ(辻よしなり語で『ここそこら』)。それでも終戦したとはニワカに信じられず、耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍び、ぼくはグアムにとどまっていたのです。この敗軍の将が敵地にあり、唯一の娯楽はショッピングとサーフィンとゴルフと(まぢ言ってはイケないアレ)、そしてパソコン通信でした。
 かの地からも細々と運営していた愚ブログですが、今回が帰国1発目の馬鹿更新である上に本年最後の与太記事って事で、やはりこの1年を振り返る必要があるかと。パソ通を介し、デビュー当時から存在は知っていた「モーニング娘。」。彼女達にハマッた事が決め手となり、遊び三昧の日焼け三昧で闇夜のカラスよりも黒くなったグアム生活を捨てて帰国した訳ですが、よもやまさかこんな早々に娘。へお別れを告げる破目になるだなんて、お釈迦様でもおティキ様(グアムの神様)でも気が付くまい。彼女達はアイドルである以前に、歌手であってほしい。そう考えていたぼくには、アレは聴くに耐えない駄作でした。それは言わずもがな、この2006年11月に発売された、「歩いてる」。


 


 シーデーはキャラクター商品ではない   これは、アルバム「DRAGON」を発表した頃の電気グルーヴの言葉です。いー事ゆーなぁ。部屋にチャリ持ち込んで車輪ガーッ回して、そこへ棒かなんか突っ込んでヅガガガガ!ってヤッて「これも人生だ」とかヌカした卓球が。あと、土曜だったオールナイトが火曜へ異動して初回の第一声が「うん○こーっ!」だった瀧が。「電気カルトQがあったら出題されるぞ。『火曜での一言目は?』(ピンポーン!)『う○んこ!』だって」っつってゲラゲラ笑ってた大馬鹿野郎どもが。それでも彼等はぼくの青春です。そんなロック・スターの言葉に背き、まさにグッヅ感覚で同じシーデーをイク枚も買う、とゆー愚行をぼくは犯していました。


 


 


 まづシーデーを再生してみて気ずかされたのが、これは音楽として受け付けない、と。いかんせんバック・トラックがショボい。ブラスまたベースが電子音ムキ出しなのに決してテクノって訳ではなく、古いカラオケみたいな。またはスーパーの店内BGM。♪シンセサイザーこねくり回し、女はシビれて感電死!ぢゃなくて、やはり電気は「シンセ1台あれば何でもデキる」と言ったけど、「歩いてる」は悪い意味でシンセ1台だけで、音色(おんしょく)をこねくり回しもせづにヤッつけた感じ。間奏で上乗せされるサックス?がまた安さに拍車を掛けマクリマクリスティー。PVのオーラスではキャンプ・ファイアー的な演出もあるんだし、プラグレスな伴奏のがハマッたのではないかと。


 


 “切に平和願って”とのフレーヅがある本作を「反戦歌」と位置ずけ、画像はスタン・ハンセン先生、みたいな調子でフザケようかいな?と思い、先生のブツを検索したんです。したっきゃ何故か上のモノをツモり、速攻で保存&ムフフしたってゆー。それはいーんだけど、「っばさをひろげ、フラィァゥェ〜ッ!。」「っばさがなけりゃ、ランナゥェ〜ッ!。」的な胸スカ悪い表現がはびこるJ-POP(笑)にあり、極めて現実的な「歩いてる」って言葉をチョイーッスしたのは賢明な判断です。だけど歌詞の全体像としてハンセン歌ぢみた重たいテーマを、特に“正義”云々等を、まだまだ人生経験の浅い娘っ子たちに語らせるなやって。そう言えば、この2006年を表わす漢字一文字は、


 


 「命」との事ですが、つんくP(以下、つんくピー)による生命礼賛、またこの地球の平和を本気で願ってるんだよ!的な主張は否定しません。だけど何だろう。俺はいーけど三宅はどー☆カナ? いーたい事は分かるけど、耳での印象ともども歌詞まで薄っぺらいってゆー。往年の「I WISH」での♪人生って素晴らしい、にも通じるペラさ。バルセロナ五輪の水泳で、当時14才の岩崎恭子選手が金メダルを獲得して「今まで生きて来てイチバン幸せです」って言った時ぐらいのWhat?って感じ。これは本作を歌う娘。の若さに原因があるのではなく、ピーがシャ乱Qとしてセルフ・カヴァーしている動画を観ても、当年とって38才のオッサンが熱唱して尚ペラくしか感じられませんでした。
 作詞家つんく、その土台にはなんがあるかいな? 関係ないお話。ぼくの本職は職業軍人だけど、世を忍ぶ仮の姿として郵便局に勤めています。皆様もね、ナニかご用命の際は「プリーヅ・ミニスカポストマン!」とお申し付け下さい。で、暮れも押し迫ったこの時期には職場はテンヤワンヤ(死語)。その日の内にこなすべき事を次の日に回してしまったため業務がブッ詰んだ、とゆー他班の者が居て、ぼくがフツーに「雪だるま式に?」って聞いたら「闇金トイチみたいに」だって。経験して来たモノが違うなや。関係ないお話おしまい。ぼく独りどーこー言っても、売れちゃったんだよなー「歩いてる」。1位とか。ドッキリかと思ったもん。探しちゃったもん、レポーター。赤ヘルの。


 


 こちらはこの2006年に1軍に初出場された、広島カープ期待の若手鞘師智也選手ですね。ヤッシー(あるいはヤスシ)の様に新しい世界が開けた方もいらっしゃれば、戦地を離れる兵士も居ます。元々小春に魅入られたが為に冥府魔道へ陥ったぼくですが、当の彼女は「バラライカ」で、ソロ2作目にして早くも軌道に乗りました。一方この夏たわむれに入手した「にょきにょきチャンピオン」を機に、Berryz工房にもぼくはヅッぱまりつつあります。なんかもー、娘。はいーかもなって。先の8期メンバー・オーデションでも、ぼくがツバを付けていた吉川友ちゃんを落とす様なマネをしてくれたし。そんな訳でなかば脱走の様な形で急に娘。フアンを辞めるぼくが言えた義理ではありませんが、よいお年を(^-^)ノシ