第175話「少女椅子(あと、くどぅーの『ホームレス』発言について)」の巻

 アレはいつの事だったでしょうか。
 「ナオリタガール」を名乗り、風邪薬(だったっけ?)のCMを務めておられた頃の西田ひかるさんがゲスツ出演されたTV番組で、司会の片岡鶴太郎さんは開口一番「ひかるちゃんと云えば『オナリタガール』ですが」だって。当時第一線のアイドルを捕まえて。まして土曜の夕方とかの放送で。すごいなー鶴ちゃん。ロックだなや鶴ちゃん。
 そんな訳で、づばりオナリタガールの皆様アロハ! オナリタボーイの柾木大造(34)です。


 


 ね、のっけから最低でしょ? この最低っぷりに拍車を掛ける事をゆーと、上の画像? 独りプレイの所にキノコが1本ってゆーね。「ここで笑って!」ってポインツを自分で説明するこのサブさ。いや、アノね……失敬、アァ〜ノねぇ〜(アクセンツは『ア』)、この程スマイレージの「タチアガール」をトリアゲールに際し、20年くらい昔の鶴ちゃんの一言を、我が家の団らんが凍りついた悪夢の瞬間を不意に思い出しただけなんだけど。で、モベキマス大学でBerryz工房を専修しているぼくは、彼女達が関わっていない商品は矢島舞美ちゃんと鈴木愛理ちゃんの写真集を1冊づつしか持っていない、と書いた所で思い出しただ。℃-uteの「都会っ子純情」のシングルVも持ってただ。何故か。
 愛理の写真集については、今年の2月にぼくの中で急に彼女ブームが起こり、本屋さんにあったモノをテキトーにチョイーッスしたんですね。したっきゃそれは、拾いモノだったけど気に入って保存していた愛理の画像のネタ元だったんで、えがったえがった(鈴木愛理さんのマネをする新井愛瞳ちゃんのマネをする34♂)なんつって大満足で最後のペーヂまでイキ着き、ナニ気にクレジッツを見たらアータ、07・12/5初版だって。どーなっているんだこの町の時空は!?っつってメン喰らったけど、いま調べてみたら舞美ちゃんの写真集も「都会っ子」のデーヴイデーも2007年の発売だったんですね。だから先の愛理のモノも含め、モキマスに関するぼくの時間は07年から止まっていた事になります。


 


 果たして2011年11月に「タチアガール」を購入する以前に、スマイレージを気にした事がありました。9月に動画サイツ様へうピーされた、アップアップガールズ(仮)がブランコをこぐ、だけ、とゆー訳わからんブツを「みーこ! みーこ!」と血マ〇コで再生を重ねる内に、そのBGMだった「夢見る16歳」……そりゃシャネルズだ。「クリスティーン・シックスティーン」……こっちはKISSだ。えーっと、「夢見る15歳」のメロデーを、刷り込み的に気に入ったんです。それから本来のPVを同サイツ様で拝見したんだけど、「編曲がなぁ……。詞世界に沿い、井上陽水さんの『夏祭り』風にするべきだんべに! このオ〇ンコナス!」と感じ、結局ハマり切りはしませんでした。
 それからしばらくして、「ハロプロ!TIME」の中で流れた「〜ガール」のCMが、妙に引っ掛かったんです。いわく“夢だけぢゃ生きられない。恋愛だけが全てぢゃない”……皆様ご存知の通り、作詞家としてのつんくP(以下、つんくピー)は、恋がしたい! キスがしたい! 彼と一緒にお店がしたい!みたいな色キチ〇ガイっぷりが主な芸風です。だから「づいぶん真逆の事をいー出したなぁオイ。さてはアレか、ヤッコさんのもうひとつの芸風、説教ソングかコノ野郎」と、うがったうがった(愛理のマネではなく愛瞳ちゃんのマネでもない単なる34♂)捉え方をしてしまいました。そうして発売当時はヤリ過ごしたけど、全体的な歌詞はどんなだんべ?と、ある日ふと気になったんです。


 


 その時は世を忍ぶ仮のお仕事で、エレヴェーターが無いマンションの5階のお客様宅へオヂャマスール事になっていました。階段を上がって行く最中、手なぐさみでケータイの歌詞検索サイツ様につないで「ガール」の歌詞を見た所……お恥ずかしい限りですが、泣いちゃって。もう、わなないちゃって。今は剃ったけど、その頃ヒゲを伸ばしていたから、お客様にしたら「何だ!?」ってお話ですよ。ヒゲ親父が泣きながら現れたら。ご不在でよかったー。そんな訳で、これは買わざぁなるまいて!と決めたんです。近年は動画の再生回数や着うたのDL数がモノをゆーみたいだけど、昭和の人間はマイコンPHSを使いこなせないし、原始的であれ「買う」とゆー形で楽曲を評価したくて。
 この様にぼくは歌詞から今作にハマッたんですが、素晴らしいぢゃないかコレ! 来る日も来る日もアホみたいなツイーツを垂れ流しているオッサンの作品とは思われません。さしもの木村健悟先輩も「らしくもないぜ」と思わずポツリ。でも、本作にミミっちい注文をすると、主人公とツガイになるキャラがほしかった☆カナ?と。一応は「ポジティヴ・ボーイ」がそれに相当するんだろうけど、弱いと思うんですよね。タチアガールのパートナーとしては。だから、何だろう? 何とかボーイ? オナリタボーイは無いとして、ボーイぢゃなくっても何とかマンでもいーし。それこそガンバルマンとか。♪ブルマママママィン、ブルマママママィンマィン、また来週(^-^)ノシ うそ。もうちょっとしゃべるの。


 


 “落ち込んでちゃいられない”とゆーフレーヅから物語が始まるけど、主人公はどーして落ち込んだのか、その具体的要因の描写はありません。そこがまづ好きなんです。「これこれこーだから」等と細かく説明されてしまうと、聴き手が入り込む余地が無いってゆーか。その点こちらの歌詞は全体像が抽象的かつ普遍的だからこそ、性別も年代も問わない「新時代の応援ソング」として、何処へ出すにも胸を張れる作品に仕上がっていました。女性は「わたしもタチアガーロウ!」ってなれるだろうし、ぼくたち野郎だって女の子がタチアガーッテ行くサマを見て心を揺さぶられない訳ないし。とんだフザケた曲名だけど、馬鹿馬鹿しさとポジティヴさを併せ持った、これは魔法の呪文でもあります。
 また耳での印象では、前回ベリキューの「甘酸っぱい春にサクラサク」に触れた際、イントロが28小節にも及ぶ事を「単なる編曲家のオナ〇ニーだ」とぼくは書きました。一方「ガール」は何と実質2小節! これぞプロの技! それから頭サビがあってAメロでの♪けーいかーくしてぇーもぉ〜、の♪てぇーもぉ〜、が超ツボ。大っ好き、こーゆーの。名曲には「バック・トラックだけでもタノシメール」とゆー定義があるとか。で、ぼくは元々シーデーとしての本作をほし勝田んだけど、お邪魔したお店にそれはもうな勝田んで、残っていたシングルVを勝田んです。だからちゃんとオケを聴いた訳ではないけど、メイキングのBGMに掛かっているそれだけでも、ほんと素晴らし勝田。


 


 最初デーヴイデーを観て「えっ?」と思ったのが、クチさがない連中から「サブメンはブサメン」呼ばわりされて来た新メンバーが全員かわいかった事。……アイドル界のドボチョン一家・Berryz工房、入る事をモキマス誰もが恐れるアレな幽霊城・Berryzを5年に渡って見て来たが故に、ぼくの感覚は狂わされてしまったのでしょうか? ……いやいや、こーゆー軽グチはぼくがBerryzのガッチガチなフアンだから云える事であって。話題を戻しますけど、個人的には田村芽実ちゃん? 来るぞアノ子ゼッタイ。来なきゃ来さす。なんか子役出身とは聞いたけど、ナニせアイドル1年目。決して垢ヌケてはいないかも知れないけれど、今をときめく(死語)キラ星の如き(死滅語)スタァ(絶滅語)にせよ、昔は昔だった訳で。
 エッグも名を連ねるハロプロ系ソーツでぼくが遊ぶと、失礼ながら勝田里奈ちゃんは評価が低かったんです。静止画で見て、タイプな顔ではないなぁと。だけど動画で観るとかわいーのな。これはスマイレージの新メンバーではないけど、逆に静止画だけで高評価だったのが工藤遥ちゃんです。遥ちゃん   こう呼ぶのも(へそ下3寸が)こちょばゆいので、ユースト実況などでのぼくからの呼称に改めますが   工藤のオッサンの個性を理解していませんでした。可憐な少女だと思っていたし、まして3月のチャリテー握手会で、歯がまじですかスカなオヤヂに怯えている(様に見えた)画像には義憤に駆られたモノです。まぁだまされていた訳ですが。尚そのオヤヂへの戒めとして、目線処置などは施さない画像をここに掲載いたします。


 


 さて、一時的に物議をかもし出し、現在は収束に向かいつつあるモノを蒸し返す様で恐縮ですが、工藤のオッサンによる「ホームレス」発言について、私見を述べさせて頂きます。
 アレはね、悪いですよ。云われた方が。
 工藤のオッサンは何にも悪くない。だって皆様、ふつーに町を歩いていて、ホームレスみたいなひとなんか見ます? ご自身のセンスでご覧になって「ダサい」や「それは無いわー」ぐらいなら居るかも知れませんよ。でも、さすがにホームレス級の逸材にはそうそうお目に掛かれないかと。その道のプロでもない限り。「本職の無職」だって。
 ぼく達ホームレスだって最近は身なりに気を配る者も少なくなく、ぼく自身は「ロックTホームレス」として地元では少し知られた存在です。「お、今日はサバスだね?」「きょ・お・も!」(『桃子ちゃん』『も・も・ち!』のノリで)っつって。だから工藤のオッサンが見たのは旧態依然ってかステロタイプな、根本敬センセの世界の住人みたいなのだったんではないかと。そりゃあ云われてしかるべきでしょうよ。確かに云っていー事と悪い事もあるけど、オッサンとは云えJSにその判断を求めるのは酷ってモノです。それでなくとも、楽屋は、云っちゃイケない事を云っていー場所なはづです。例えばぼく達ホームレスも、段ボールのお城の中ではいーたい放題ですよ。「アソコのお店は代ガワリして質が落ちた。残飯の」とか。


 


 ほいで「タチアガール」へお話を戻すと、ロディ・パイパーかってゆーくらいの新メンバーのスカーツの長さよりも腑に落ちないのが、全員の衣装のモチーフです。アレはナニをイメーヂしたモノだったのでしょうか。パッと見ではバス・ガイヅとかイヴェント・コンパニヨンって感じだったけど。自分がタチアガール一連の様子だけをケレン味の無い言葉で伝え、世が世なら万人への応援歌ともなり得る「タチアガール」は、タイトルとのダヂャレも込みでチェア・ガール風の衣装の方がよかったのではないでしょうか。それなら「日本一スカーツの短いアイドル」ってゆーキャッチ・フレーヅもイキテクールだろうし。
 日本一スカーツの短いアイドル……TVでスマイレージを観るたびにミミニスール、定型のフレーヅ。これが最後の最後まで引っ掛かっていました。ナニを売りにしてんだって。でもね、ぼくはこれから、Berryz共々スマイレージも応援しようって思ったんで。いきなり「フアンになりました!」なんて大それた事は云えないけど、今まで遠巻きにながめていたらシッチャカメッチャカ温かちゃー、Mr.ホッツで温かちゃー状態に見えた彼女達を、次回作からリヤル・タイムで応援して行こうと決めたんで。んでそのタイトルは? 「プリーズミニスカポストウーマン!」、ね。……これは応援しずらい!(笑) でも不思議と縁を感じたのが、ぼくの本業はホームレスだけど世を忍ぶ仮のお仕事では、


 


 ここの集配営業課に従事しているんです。カタギの衆が思い浮かべる、ゆわゆる(さゆみん語)「ポストマン」ですね。今までは制服の下にロックTを装備する、そんな「ロックTポストマン(兼ホームレス)」だったけど、この冬はね、目指せミニスカ・ポストマン★ ムフフッ(はぁつ) あとミニスカ・ホームレス。これからの季節キッツいぞー。そーゆー問題か。……あ、最後にひとつ。PVで♪立ちあグォア〜ウ! 違う、これぢゃ西田ひかるさんだよ。♪タチアガァ〜ル!でまさにタチアガール時の、地面スレスレのアングルってどーなのよ? で、ちょっと想像すると笑けて来るのが、その時の撮影風景ね。キャメラさん寝っ転がって16、17才の股ぐらを収めるの図。変態っぽい気分になって来た。バイバイ。