第171話「テキトー女と嘘つき男」の巻

 突然ですけど、ウォリアーズって超かっこよくないですか? ロード・ウォリアーズ
 最近はヒマさえあれば、ぼくがウォリアーズの新メンバーないしサブ・メンバーだったら、顔にナニ書くんべー☆カナ?と夢想して過ごしています(※この発言の主は34才・社会人であり、決してプロレスにハマりたての小学生ではない)。そりゃあ5厘モヒカン+ヒゲですよね。で、愚ブログで5厘ウンヌンと記すたび、決まって「検索:5厘」からのお客様をお迎えします。でも5厘坊主に刈った時は画像も載せたけど、5厘モヒカンには文面でしか触れた事が無かったんで、この程ここに掲載させて頂きます。


 


 画像左より、アニマル&ホーク。アニマル役のぼく。そしてホーク役としてスカウツする予定の、ヂダネさんですね。てゆーか5厘の画像の何処に需要があるのか分からないけど     と云った所でお時間です。お相手は柾木大造でした。また来週(^-^)ノシ 嘘。えーっと、公式サイツからのある日のメールで「突然っスけど、『葡萄(ぶどう)』とゆー文字って超かっこよくないっスか?」等と、聞かれたこちらはリヤクションに困り果てるばかりな謎のクエッションをブッ込んで来たかと思いきや、後日のメールはおろか当日の文中でさえ2度とブドウに触れないロックな女、吉川友ちゃんの2ndシングル「ハピラピ〜Sunrise〜」発売記念イヴェントに参加して来ました。
 ぼくがお邪魔したのは10/16(日)の11:00からの回です。7月末の「きっかけはYOU! THE MOVIE」デーヴイデーのイヴェントはユニバーサルミュージック様の会議室で行なわれたけど、今回は同社さまのラウンヂ然とした場所で開催されました。うなぎの寝床の様なタテ長のスペースに設けられた座席は、5席×7列=35席。少なっ!とショックを受けてしまいましたが、「午前中の催しモノだし、こんなモノかなぁ」とも思っていたら、のちの回に参加された方のお声を聞くと20〜25席の時もあったとか。大丈夫か? 果たして自分の回にて、抽選でぼくが引いたのは前から3列目のド真ん中。下の画像の通りひとつ前が空席だった事もあり、とても見やすい席でした。だけどその番号は……


   意味も無く小指といっしょに。


 ぢゅぢゅぢゅ13! ……とみに欧米では不吉とされ、我が国でも「忌み」に通じる“13”を、ぼくは引いてしまいました。友の1stシングル「〜YOU!」が9位、続く「ハピラピ」が4位を記録した事で「9=苦と4=死や! 何て不吉なアイドルなんや!」と、不吉なモノ大好きっか★な悪魔崇拝主義者かつ9/4生まれのぼくは小おどり&大よろこびしたモノだけど、この日の「不吉川友」伝説はぼくだけに発動されたのです。やはりふたりは運命の黄色い糸で結ばれているのでしょう。また前述の様に素晴らしく見通しのいー席でもあり、のちのおえかきコーナーで集中するが余りお股ゆるゆるになりっ放しの彼女を、がっつり視姦し倒したモノです。ムフフ。以下は概要を箇条ガキで。
 ●「ハピラピ」のヂャケット衣装で登場した友。当日のゲスツ、佐保明梨ちゃんと新井愛瞳ちゃんを招くに際して「アップアップガールズ(仮)の、黄色と青っス!」呼ばわり。その青に、総合MCさわやか五郎が「『先輩』とか呼んでるの?」と質問。「同期なんで、『きっか』って呼んでます」(青)、「尊敬はしてないと」(さわやか)。
 ●開演前の席に置かれていた紙には質問を書き込む欄があり、イヴェントの中で答えてくれるとか。「どうして声がいーんですか?」「遺伝っス!」「お母さんも唄が上手なの?」「下手っス!」等と毎度の調子な無責任一代女。自慢の美声は生憎コンデションが悪かったらしく、「酒ヤケみたいな声」とゆーべき所を「声がヤケ酒なんス!」。
 ●「ダイエッツ宣言を繰り返しながら、一向にヤセない母をヤセさせる方法はありませんか?」と、最近のメールでまさに同様の宣言をしたばかりの友へ、実にタイムリーな質問。「ダイエッツとして夜はお豆腐しか食べないって云ったけど、やめたんス!」……えーっと、宣言メールが14日で、このイヴェントが16日で……。質問の解決策として、飲み食いする銭をなくさせる為「親をかぢっちゃえばいーんぢゃないっスか?」。親のスネをかぢるんだよ友。ぢかに親をかぢるなよ友。かぢった銭の使い道に自分のシーデーや映画をすすめるんぢゃないよ友。ちなみに、ぼくが書いた「突然ですけど、ワニって超かっこよくないですか?」との質問は採用されづ。ワニかっこよかんべに友。
 ●クイヅでも何でもない、ただのおえかきコーナー。車や馬と云ったふつーなお題に続いて「キン肉マン」。愛瞳ちゃんの描いたトサカと鼻が無くて黒目がちな、ゆるキャラ風味なそれはMCいわく「なまたまごの作品ですか?」。次のお題は「アントニオ猪木」。全員平成うまれの女の子が猪木さん(『つんくさん』の発音で)を認識している事に驚嘆。それぞれ作品を出す際は「元気ですかー!?」と叫ばなければイケないとゆーつまらないシバリの中、友は「電気っスかーっ!?」。尚、絵は下手。どいつもこいつも。
 ●ひとりがコトワザを英訳し、他者が元を当てるクイヅ。血筋として馬鹿が居ならぶアップフロントにあり、キャット、ドッグ等の短いヒンツから「猫に小判!」「犬も歩けば棒に当たる!」と正解を重ねて行く愛瞳ちゃんに一筋の光明を見る。友が訳すターンで「ゴールデン・(野球の)バット・フェイス・プーン」との怪文が告げられ、元を知っている観客の誰しも目が点になる。それでも正解の「鬼に金棒」にコギ着けたのが余程うれしかったのか、握り拳もチカラ強く、低い照明に昇竜拳をお見舞いする友。
 ●途中さわやかにもイヂラレた通り、気ずいたら佐保氏が空気になっちゃっていたのが残念だったかな。全体的には愛瞳ちゃんと友の頭の良さ、悪さが浮き彫りになったイヴェントでしたとさ。あと、いま思い出したけど、そのふたりによる「茨城と群馬、より田舎なのはどっちだ」とゆーチョー不毛な論争もありましたとさ。


 果たしてイヴェントの目玉(死語)企画、サイン会へと移ります。「こちらで用意します」とされていた色紙は、一般的なそれとはづいぶんイメーヂの異なる、申しわけ程度にユニバーサル様のロゴが入ったばかりの、粗末な紙でした。さらに誤算だったのは、サインに入れてほしい名前を、事前に用意された紙に書いておく事でした。
 20名様ほどに先を越された後、およそ3ヶ月ぶりの再会を友とぼくは果たしたのです。愚ブログでは友、友いーながらリヤルでは彼女を呼び捨てデキない屁たれなぼくは、「友ちゃんアロハァ〜」と、いささか気のヌケた調子であいさつをしました。そしてサインに入れてほしい名前を書いた紙は、一度スタッフさんを介し、友へ渡されたのです。


 


 この名前を書いた紙を見た友は、横を向いて軽く吹き出してくれました。だけど口頭で伝えた場合、もっと笑ってもらえたと思うんだけどな。「お名前は?」「れでぃー・ががです」だって。モヒカンひげ親父が。友が今後ブレイクを果たしたら、サインをもらう機会なんてなくなってしまう訳で、そりゃあ最初はふつーに書いてもらう事も考えました。だけど、ぼくの名前なんかどーだっていーんです。サイン会とゆー流れ作業の中で、彼女にとっての息ヌキになりたかったんです。そんな気持ちも込め、友にラヴ・レターを渡しました。前の晩にコンヴィニで揃えた粗末なお手紙セッツだから何にも無い何にも無い色気も何にも無いけど、ぼくなりに思いのタケを詰め込んだつもりです。


 


 「ががが好きなんスか?」
 ギクッ!ってなモノです。「自分よりも」との言葉が聞こえた気がして、場を取り繕おうとしたぼくは「友をイチバン好きだっつーの!」と、自然と呼び捨てで答えました。
 「ほーんとっスか!?」
 「ほーんとっスよ!」って答えたけどウッソでーす。いつぞやの馬鹿記事の通り、ハロプロ系の私的ランキングで友は2位につけています。首位はもう5年もの歴史があるから、そうそう時代は変わりません。でもこの時ばかりは、友に気をよくしてほしかったんです。今回でもガールズ目あてのフアンに厳重注意をしたり、別の回では佐藤綾乃ちゃんの何らかの一言で会場が萌え上がる中「ナニ本気になってんだよ!」とブチギレたりと、他者に興味が行く事を極度に嫌う友を傷つけない為の、アレは嘘だったんです。かくしてご機嫌ちゃんで「あざーっス!」とサインを渡してくれた友へ、最後の最後で「ありがとう! 速攻でオークションに流すね」と、彼女を傷つける大嘘をつきました。
 「駄目っスよ!」
 そしてガールズによるお見送り握手会。まづは佐保氏だけど、不勉強なぼくは彼女の事を「なんか変わった子」で、「ブランコをこがせたら右に出る者は居ない」また「ナマ放送(配信)中に平然と脚をカキ壊す」程度しか知りません。だからナニを話そうかと迷った挙げ句、初めましてのごあいさつの次に「佐保氏って、Sでしょ?」と訊ねました。
 「……えぇ〜? Sぢゃないですよう」
 ナニ云ってんだこのオヤヂ的な空白の数秒を置き、そう答えてくれた彼女へ「だってS・A・H・Oぢゃんさー」と畳み掛けるこのオヤヂ。ノリはもうキャバクラですよね。
 佐保氏および彼女のガチなフアンの皆様へは謝っても謝っても足りませんが、ぼくが佐保氏をキャバ嬢あつかいしている時に感心させられたのが、すぐ横に立っていた愛瞳ちゃんでした。「Sでしょ? だってSAHOぢゃん」とゆーキャバクラいトークに、左から「あぁ〜」と愛瞳ちゃんがアイズチを打ってくれたんです。佐保氏が握手をしている間、それ以前に吉川氏がサインを書いている間、手持ち無沙汰そうにしている新井氏の姿をチョイチョイお見受けしました。例えばサシでも言葉のキャッチ・ボールが成立しない相手も居るのに、単にヒマだったとは云え横での(下衆い)トークに耳をかたむけ、理解にまで至る。そんなデキる愛瞳ちゃんとの、夢にまで見た初ニギニギです。
 初めて彼女を知ったのは、忘れもしないいつだかのハロコンのデーヴイデー。ごまんと居るハロプロエッグの中、ななな何だこのチビメガネは!?と、失礼きわまりない第一印象をぼくは抱いてしまいました。それだけ目立ったって事ですね。それから時は流れ、「メガネを掛けていなくて申し訳ないけど」とのクチグセが示す通り、いつしかメガネ・キャラとゆー名の補助輪も取れ、彼女は美少女街道を走り始めました。チャリで。あとヘルメッツね、白い半キャップの。で、見た目から名前まで愛瞳ちゃんに似ている人物とのちに知り合ったぼくは、愛瞳ちゃんにも親近感を覚える様になったんです。そしてその感情は、ガールズのブログが始まった事でより一層アップアップした、と。
 その中で彼女が「学校へ行って来た」の意で使う「JCって来た」とゆー表現を大好きなぼくは、「JC初めまして! いつもブログ読ませてもらってるよ」と話し掛けました。それはガールズ連名のブログなのに、なして佐保氏へはそーゆー言葉が出て来なかったのでしょうか。正解は「愛瞳ちゃんと仙石みーこの記事しか読まないから」。して(愛瞳ちゃん語)、これも親近感の一因だけど、彼女がお住まいの群馬県に近い埼玉県熊谷市にぼくは住んでいます。だから季節感を共有するつもりで、「『かかあ天下とカラッ風』ってくらいだから」と、現地の人間とは云え中学生に伝わるべくもない前おきに続けて「群馬の『夜』」とクチに出た所で、脳内台本を誤読したと気ずきました。
 「うん?」
 言葉に窮してヘドモドしている中年がナニを云わんとしたのか、この少女は汲み取ろうとしてくれている……中学生にはまだ早い(と昭和の男は思う)グロスで光るクチビルよりもキラキラと輝く瞳に見つめられていると、身も心も汚れっちまった30親父は胸が詰まり、涙が出そうになりました。あと愚ブログにおける佐保氏の扱いの悪さに泣けて来ます。書いているのは誰だ。俺だ。して、気を取り直して「ごめん、間違えた。群馬の『冬』って冷え込みキッツいけど、体に気を付けて、JCってね」と伝えました。
 「あーありがとーございまぁす!」
 これまでも大いなる背徳感+快感=背徳快感を与えてくれていた愛瞳ちゃん。彼女がぼくの淫夢へ出演してくれる時は主にみーことのニコイチだったけど、どうやらひとり立ちしてくれる日も近い様です(常々独り勃ちオヂサン・談)。尚この日のイヴェントを経ての私的ランキングでは、それまで8位だった愛瞳ちゃんが7位にアップアップしました。もうトップ5も射程圏内です。そして友は変わらず2位だけど、首位とのゲーム差をゴイゴイ詰めて来ています。何なら取って食ーべちゃーうぞぉ〜!って勢いで。


 


 ワオ! ががポーヅ!