第169話「吉川心中」の巻

 


 前々回の馬鹿更新では、およそ30年前に放映されたドラマ作品のデーヴイデーを主題にしました。それは以前にも扱った事があったけど、その時はほんの小ネタだったから、かの作品の情報を求めていらしたお客様の気を害してしまったと思うんです。しかるに猛省し、責任を取るつもりでひとつの記事にしたと。アレから2週間、それ関係のお客様ゼロってゆーね。ぎゃんばったのに。逆に、上のワーヅでの画像検索からのお客様は定期的にお迎えしています。それに関する1万8千超(!)の画像の中、光栄な事にもGoogle様は当「まさきだいぞうのムフフ日記」を筆頭にしてくれているんです。だからお客様もお越し下さるんだんべーけど、


 


 紹介文には目を通して下さいよとゆいたいです。この紹介で「ムフフ日記」だぞ。責任とれないっつーの     ってゆー流れから平成の無責任アイドル、吉川友ちゃんのお話。昭和のは誰だ。てかその前にごあいさつをば。
 「兄貴に抱かれ隊」隊員諸君アロハ! 私が隊長のまさきだいぞうでR。……あ、そう云えば何で「ムフフ日記」かっつーと、ダウンタウンさんの大昔の深夜TVで、「金田一シリーヅの幻の1作が発刊。そのタイトルは?」って大喜利のお題に対する木村祐一兄やんのお答え、「金田一耕助のムフフ日記」ってのが面白かったから。そんだけ。
 で、友のお話。グフフ日記の前回10/7(金)の馬鹿記事ではね、彼女の2ndシングル「ハピラピ〜Sunrise〜」のプレミヤム・ボックスを通販で注文していたけど現物は届けてもらっていないってゆー状況で、表題曲のPVを動画サイツ様で乞食しただけの感想を好き勝手に書き散らかしやがりましたよ、まさきだいぞうは。それで更新したのがその日の19時くらいか。したっきゃほとんどその直後に宅配業者さんが来てくれるってゆー間の悪さ。あとマノワルサ。そんな訳で今回は、ボックスに収録されている全4種のカップリング(いづれも編曲はmichitomoさん)をレビューさせて頂きます。皆様お付き合いの程をよろしくお願い申し上げます。


 


 初回限定盤B:LOVE YOU FOREVER(作詞:大華奈央香、山田祐輔/作曲:山田祐輔)
 “「遠い未来」は描いていても、「きみとの未来」は(中略)消えて行く”また“きみの手を握り返す。(中略)アノ場所へ帰ろう”との歌詞から分かる通り、野島伸司的世界観に基づいた心中のお唄ですね。人間椅子の「品川心中」になぞらえ、「吉川しんぢ友」とゆーべきでしょうか。「陰獣」は「いんぢ友」だって。ごめんなさい、ヤリ直し。
 でですね、業者さんにボックスを届けてもらったのが晩酌中だったって事もあって、こちらのお唄を取り込みカタガタの血液ガッタガタでマイコンで再生した時には、もう涙が止まりませんでした。“ぼく達は傷つくたびに少しづつ強くなるよ”そして前述の“アノ場所へ帰ろう”とのフレーヅと切ないサウンヅが相乗効果を成し、筋肉少女帯の詩世界の様な「迫害された恋人」へ必要以上に感情移入しちゃったんですね。帰るべき“アノ場所”はふたりぼっちの世界かも知れないけど、楽しく生きて行ってほしいなぁ。
 ワタクシまさきだいぞうが思うに、イントロがストイックなのもいーですね。実際には4小節のそれから、ストリングス等を加えて8〜16小節とかに肉ずけする事も可能だったかと思います。だけど事がアイドルの楽曲となれば、そんなの編曲家のオナ○ニーに過ぎません。その辺の見きわめは、さすがラツ腕プロデューサーmichitomoさんです。


 


 初回限定盤C:水色(作詞:大華奈央香/作曲:haruki)
 イントロがプロレスラーのテーマ曲みたい。それも平成以降の、オリヂナルなのにオリヂナリテーが無い感じの。ロック調の楽曲と友の相性がよくないとは思いたくないけど、歌唱法の問題なのかなぁ。メロデーは一貫して盛り上がりに欠きますが、Cメロで3拍子になるのは大好き、変わらぬクオリテーを誇る奈央香センセの歌詞ともども。
 で、これは楽曲ウンヌンのお話ぢゃないけど、バラ売りならともかくボックス・セッツとしてシーデー4枚が揃っていると、そこにはちょっとしたホコロビが見られます。初回盤Bが赤、Cが黄色、デーが水色、通常盤がピンクを基調にそれぞれデザインされていますが、「水色」をカップリングとするCこそ水色にせんかいと。今年5月に上映された「きっかけはYOU!」のナマ出演ミニライヴでも歌われたくらいだから、「水色」は急ごしらえのお唄ではない訳で、前もって準備はデキたはづだけどな。「水色」を世に出す時は水色で行こう!って。それこそ“ピンクのパワー、楽しくなれる大好きな色”との歌詞がある久住小春ちゃんの「ハッピー☆彡」が、彼女いわく「THE ピンク!」で攻めた様に。だけどそんな凡ミスも含めて、「〜YOU!」ライヴ時のMCで友自身が云った「グダグダなのも、きっからしいやね」(と、腰に手を当てながら)って事☆カナ


 


 初回限定盤デー:Sweetie(作詞:大華奈央香/作曲:corin.)
 続きまして3曲目。初めて聴いた時に最も衝撃を受け、現在リピーツし倒しているのがこちら。割かし淡々としたAメロから、まさかあんなサビに展開するだなんて! ヴォーカリスト吉川友の天井が知れない魅力を引き出したこのお唄は、これ単体で世間に打って出られるレヴェルかと。これはまさきだいぞう個人の好みの問題だけど、イントロやサビ前のシンプルでイカしたリフ等はバンド・サウンヅで拝聴したい所でした。とは云え、現状のオケでも全然アバレられますよ。ライヴでビョンビョン飛びハネ鯛っ!
 友の第1作「YOU!」からしてそうだった様に、奈央香センセの世界観は滝本晃司さんのそれにも似ていると感じています。今作で云えば“完璧な言葉いらないよ”、“声が聞きたい、横顔が見たい、忘れたいよ”、“溶けた氷、カラリ鳴るよ”等々のフレーヅですね。他に、童貞思考をこぢらせたまま30を越えたまさきだいぞうが共感してしまうのが、“無関心な振りでも、心の矢印はぼくに向いてる”と自己中心的かつ“「追いつめないで」って言葉”を相手に云わせる程の、主人公のメンドくささです。挙げ句の果てには“ぼくに興味が無いの?”……どっかでダメダメの実でも拾って食べたのかってくらいにダメダメな恋愛模様ですねーたまりませんねー。大好物です!>川*^∇^)||


 
 ▲この画像を持っているとゆー事は、取りも直さずパンチラ画像も有しているんでR。まだまだ寝かせておくんでR。ムフフ。


 通常盤:ハピラピ〜Sunrise〜 REMIX(作詞:大華奈央香/作曲:michitomo)
 ほんとにね、michitomoさんには平伏しきりです(と、上の画像のポーヅで)。よくもまあ友の色んな側面を切り取って下さるモノだと。
 歌詞カーヅには表記されていなかったけど、リミックスもmichitomoさんなのかなぁ。ドヨ〜ン……としたイントロからして原曲の持ち味である朝のさわやかさゼロで、ヅーム・イン!とゆーよりはドゥーム・イン!って感じです。そしてピタッとブレイクして、「おはよ(はぁつ)」と友が甘くささやいてくれますが、これはちょっと彼女のキャラにそぐわないってゆーか、本来の友語で「ぉはよー!」と馬鹿ムキ出しで絶叫してくれた方が、らしさが出たかと。その後は、マッドサイエンティスツ・michitomoによって無限増殖を果たしたクローン友の大群が、あたかも東大一直線かナニかのギャグかの如く♪ハッピーハッピーラッピピッピッピ!と大アバレ。ご自身が作った素晴らしい楽曲をぶっ壊し、好き勝手に遊んでみせてくれます。いーなぁmichitomoさん、最高だなや。ナゴム流のホメ言葉でゆー「変態」、さもなくば「キチ○ガイ」の所業ですよこれ。
 ボックスの最後を飾るにふさわしい、プロデューサーによるとんだ悪ふざけでしたとさ。友も思わず「グー」のサイン。


 


 もうちょっとお話させてもらっていーですか? 雑感ってゆーか単なる与太だけど、「YOU!」が初週9位にランク・インした事を、当時のまさきだいぞうは愚ブログに「4=死と同じく、9=苦は不吉な数字だから喜ばしくない」と記しました。果たして「ハピラピ」は初登場4位……まさに、苦と死……もう吉川友あらため不吉川友ですよ。
 だけどここまで来ると逆に超うれしかったのが、悪魔崇拝主義でもあるまさきだいぞうは、奇しくも9/4生まれなんです。だから友の記録が9、4と続いたこの幸せな巡り合わせにはまさきだいぞうのみならづ、同じく9/4生まれの木村健悟越中詩郎両先輩も狂喜ランデヴーでしょう、野毛で。しかも吉川、木村、越中、まさき、と名字が全員Kから始まるってゆー。よう「まさき」家に生んでくれたモノぢゃ。あと名字もそうだけど「だいぞう」でよかったなやーと思ったのが、この程のハピラピ・ボックスで表題曲をもしのいでハマッたのが「Sweetie」を従える初回盤デーだったってゆー。あゝ頭文字デー。お話をランキングに戻すと、「ハピラピ」が発売されたばっかりで気が早いけど、まさきだいぞうの生まれた昭和52年にちなんで次回作が初登場52位、もしくは西暦でゆー1977年にちなんで売り上げ1977枚でもあった日にはね、どうしたって友とまさきだいぞうは運命の黄色い糸で結ばれているとしか思えません。そうなってくんないかなぁ。頭ん中お花畑おぢさんがなんかごちゃごちゃヌカしてますけど。独りで。


 


 上の画像ですか? 意味はありません。さっきみたいに「思わず『グー』」とか何とかコヂつけようとしたけど何にも浮かばなかったんで、とりあえづ友のこーゆー面もまさきだいぞうは好きだってだけの画像。で、前作と比べれば順位こそ爆アゲしたけど、AKG(アーコーギー)な売らんかな商法も虚しく、売り上げは爆サゲしてしまいました。それを「曲が悪いからだ」とゆー方も居る。中には「次でハヅしたら先は無い」なんて声まである。えぇ云わせておきますともさ、ヨユウの友ちゃんで。曲が悪い? ボックスとしての「ハピラピ」にヅッぱまった奴も居る。先は無い? 何処まででもついて行くさ。いーたきゃいーなよ。こちとら吉川友との心中をも覚悟したんだい。今。
 ……さて、先週金曜日の馬鹿更新で「朝晩サブくなって来たけど、みんな調子どうよ?」的なごあいさつを述べた当のまさきだいぞう本人が、明くる土曜の晩に熱を出してしまってですね、ブラック会社「株式会社ブラック」に勤める身には貴重な日・月の2連休、おクスリをお酒で流し込んで過ごしました。でも熱を出しといてよかったってゆーか、これが1週間づれ込まなくてよかったなやーってゆーのが、まさきだいぞうの今週のシフツは明日あさっての2連休なんですね。で、明後日は友のサイン会にお邪魔する予定だから、その時まで保菌していたら彼女に感染させてしまい兼ねませんからね。
 最後に、まさきだいぞうが病床にあってボヤーッと考えていたのが、俺は何て幸せなんだ、と。俺は何て音楽的に恵まれているんだ、と。友なんて誰がどう見たって非の打ち所が無い完璧な美少女なのに、弱い、どうしょもない側に     こっち側に立って歌ってくれる。彼女が「ハピラピ」で“勝ち負けは自己判断”と歌っている様に、世間的に見て売れた売れなかったなんて関係ない。歌手・吉川友を、その作品を、俺は大好きなんだ! ……って事を主張しようとし、ダラダラダラダラ書き散らかし、結果として皆様の大切な時間を奪った、と(笑)。申し訳ございませんでした。でもこれに懲りず、今後ともお付き合い願えれば幸いです。はい、この話はもう終わり(^-^)ノシ