第136話「fukkou sien songu」の巻


お下劣ヴィデオ大好きっ子な皆様アロハ!
及川奈央ちゃんを夢に見て以来彼女が気になって仕事が手に付かない、と嘆く後輩(一児の父)の持ち場へ、手持ちのデーヴイデー2枚をそっと置いて参りました、怒り親父・柾木大造でおぢゃる。


もちろん、この紙を添えて。


ムフフ、興奮するな   と思いきや(・∀・)
定時直後に「××く〜ん♪ 伊達ちゃんからの贈り物はお気に召した☆カナ〜?^^」等と鼻の穴をふくらませながら、股間をふくらませているであろう彼へ探りを入れた所「は? 何の話ですか?」……問うた者と応えた者、共に狐につまゝれた様な顔で立ち尽くす夕暮れの職場。
事のあらましを彼に明かし、聞いてビックリ、××くんがレギュラーとする持ち場にどーゆー訳か今日はアルバイツのおぢいちゃんが入ったらしくてですね、まだ残業中だったおぢいちゃんの下(もと)へぼくは猛ダッシュしたモノです。
本来の持ち場でない所を久々に任されたと思ったらソコにはお下劣ヴィデオが! その贈り主は一世を風靡した、かの伊達ちゃん! とんだB級チン事件ですが、おぢいちゃんにとって「回春、回春★」と云うべきブツは土下座で回収され、紆余曲折ありながら××くんへもらわれて行きましたとさ。
めでたしめでたし(ぼくホントは奈央ちゃんのデーヴイデーをもうひとつ持っていて、『それはお気に入りだから譲れない』って彼へ正直に明かしたら『ひどい! 柾木さんはそーヤッていつも自分の事しか考えてない!』って云われちゃったけど。ふたつプレゼンツしたのにな)。


こんな調子で、身近な所へのふざけ半分での物資支援しかぼくはデキないし、先日大宮へ遊びに行った時にも、駅前に割拠していた街頭募金のお兄ちゃん達はちょっと信じられなかったから華麗にスルーしたけど、カリソメにも伊達直人を名乗る者の端くれとして、はてなポインツによる義援金を謹んで贈らせて頂きました。
それにつけても、一時期は雨後のタケノコかの如く出現した全国の伊達ちゃん達は、今こそ立ち上がる時ではありません事?
伊達ちゃんに限らず、矢×丈やらクレヨンし×ちゃんやら、挙げ句の果てにはキ×タマ母さんに至るまで、銭と善意とおふざけ精神を併せ持った方が日本各地に多々いらっしゃいました。
ヅームイン派のぼくが存じ上げないだけで、もしかしたら行動なすっていて他媒体では報道されているのかも知れないけど、先の方々が一致団結すればより一層のムーブメンツになる! 埼玉県熊谷市(笑)の伊達直人はかくの如く思う次第です。


さて、復興を後押しするべきお唄が続々と作られ、また送り付けられている様ですが、ぼくが知っている限りではつんくピーの「Love is here〜希望の光〜」、中山美穂さんの「I am with you」、猪苗代湖ズの「I love you & I need you ふくしま」……サッカーにウトいぼくは何処のお国の何てチームかは分かりませんでしたが、とにかく海外のチームが背ネームを片仮名にし、日本へエールを送って下さいました。
そんな時に、日本人が日本人を励ますべきお唄のタイトルや歌詞に、何故どいつもこいつも英語をカラめてしまうのでしょうか?(^ω^;) 心を届けるとか、心へ届けるって気あんのかな。
「〜ふくしま」に関してはヅームで流れた一部分を拝聴しただけですが、ふつーにロック調だったかと記憶しております。
それに対して他の2曲は、動画サイツ様で1回ずつ再生した印象では「優しさの質が辛気臭い」と申しますか、シンミリしてしまいました、悪い意味で。
埼玉の片田舎でのうのうと暮らしているぼくがこうなのですから、どちらのお唄も被災者の皆様の「笑顔のもと」とは成り得ないのではないでしょうか、はてな様の今週のお題に無理矢理なぞらえたけど。
表現を生業となさる方の使命感に火が点いた表れと云えなくもないけど、震災発生から間も無く製作された、言葉は悪いですが「ヤッつけ仕事」と云うべき、練り込まれていない(一聴した感じミポリンはおノドも仕上がっていらっしゃらない気がする)作品では誰の心にも響かないと思うし、そんなモノ明日を生きる希望に燃える皆様にとってはトイレットペーパーひとつ分の価値も無いとも思うんです。
だからこそ復興支援ソングとして力を発揮するのは、歌い継がれている不朽の名作かと思います。
毎度毎度の個人的趣味の押し付けですが、例えばブルーハーツの「1000のバイオリン」(作詞・曲:真島昌利さん。あと譜久村聖ちゃん調で『1000のヴァイオリン』)は如何でしょうか。


ヒマラヤ程の消しゴムひとつ、
楽しい事をたくさんしたい
ミサイル程のペンを片手に、
面白い事をたくさんしたい


何らかのCMでこれを宮崎あおいさんがお歌いになり、ぼく達の美しい思い出を粉々に叩き壊してくれたのは記憶に新しい所ですが、その傷はまだ癒えちゃーいない訳ですが、たゞひたすら楽しい事・面白い事を能動的に欲するこの痛快なロケンローこそ、生きる力の支えになると思うんです。
生きる日々は楽しい事をたくさんしたがる日々だから、面白い事をたくさんしたがる日々であるべきだから。 ※同じマーシーの、同じく欲望ムキ出しな作品でも「まんがを読みたい!」と云う、30代なかばの頃の作品とはとても思われない衝撃的な一言から始まる「なまけ大臣」はお勧めしません。
「現実逃避」と云うと聞こえは悪いんだろうけど、ナニをも考えず、現実もナニもかもを忘れて、束の間でも楽しい事・面白い事だけに思いを馳せる必要があると思います。
だから文句ヌキの娯楽が、今こそ必要だと思うんです。
プロ野球開幕問題の先が見えなかった頃、冒頭で述べたナオトではない方の伊達ちゃん、メガトン・ギャグ「♪だぁ〜ってだってだって伊っ達ちゃーんですっ!」で一時は芸能界の話題を独り占めしたサンドウィッチマン伊達みきおちゃん……伊達ちゃん自身も被災者のひとりなんだけど、PONだかDONだかZUGANだかに出演なすった際にボソッと漏らした一言が忘れられません。


「野球、観たいです。こどもはアニメを観たいと思います」


…えーっと、今日は何だかHなお話ばかりでごめんなさい。
もーいーぜ(^-^)ノシ