第113話「桃子地獄」の巻


わいは桃子や!
嗣永桃子なんや!


小指は常時ビンビンなんや!


困った時はこの顔をするんや!

  ケータイで激写したんや!


上着を脱ぐ時は必ずこーヤルんや! ※

(註:趣味の野外露出に際して、街の雑踏にて)


人間椅子の「少女地獄」を作詞・作曲した和嶋さんは、
「少女に戻って、何処かであなたを見つけたい。少女に帰って、も一度あなたと出逢いたい」
と、こゝだけヌキ出したら自分が“少女”になってもその女(ひと)に恋をするだろうと云う事か、はたまた男が同性に恋してしまったが故“少女”になりたいのか判別し兼ねる、とんだ性的倒錯っぷりを見せつけてくれたけど、わいは桃子にこー思う(←アクセンツは『こ』と『う』)。
「少女になっても、何処かで桃子を見つけたい。少女であっても、それでも桃子に恋したい」


また筋肉少女帯の「カーネーション・リインカーネーション」を作詞したオーケンは、大意だけど、
「貴方と再び会う為に何度でも生まれ変わって、またふたりに戻って恋に落ちて、そうして母の日はふたりの再会の記念日となって、みんなニコニコよ…ウヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!」
と、究極の純愛、もしくは童貞脳で思う処女っぷりを綴っているけど、わいは桃子にこー思う(アクセンツは同上)。
「昔のわいは生きる日々は苦しむ日々と考えていて、だから、もう生まれて来る事の無い様に…リインカーネーション=輪廻転生の輪から解き放たれる為に、暗い空を仰ぎ見て   だけど今のわいは生きる日々を桃子に恋する日々と認識しているから、桃子と再び会う為に何度でも生まれ変わりたいと思う。生まれ変わって、わいは桃子になって、桃子はわいになって、わい(桃子)はまたももち(ぼく)への恋に落ちて、そうして毎月29日(つぐの日)をふたりの再会の記念日と独りで定めて、みんなのモノ笑いの種になるんだ…ムフフフフフフ!」