アイドル戦国時代とは言え、国内・外のライバル達に水をあけられている現状において愚かしくも、モーニング娘。は自らの首を絞める様な真似をしてしまいました。
 靴擦れに始まる小さな傷を放置したが故にそこから菌に冒され、最後は根元から足を切断せざるを得なくなったと言う事例を聞いた覚えがあります。そう言った悲劇的結末へ至らない様、ハロー!プロジェクトファンの末席として、願って止みません。
 過ぎてしまった事を悔やんでも仕方ありませんが、本来ならちょっとした悪ふざけで済んだ話だと思います。それをスタッフが厳重に検閲また添削、最悪“ボツ”にすれば済んだだけの話なのですから。
 惜しむらくはスタッフにも一般常識、そして学習能力が備わっていない事でしょう。過去にもいくつか、後に削除するに至った記事がありました。その上での今回の失態です。検閲された記事を、更に検閲するスタッフが必要だと言う事でしょうか。
 失礼を承知で記しますが、ファンの方々の物を除いたハロプロに類するブログをぼくは、久住小春ちゃんと和田彩花ちゃんの物以外には定期的に読んでいません。他の方々のブログは、インターネットの掲示板でそれ等が話題  あるいは槍玉  に上がった時にのみ目を通す程度でした。
 だから普段の道重さゆみちゃんの文体を把握していないぼくには、公開始末書とも言えるあの謝罪文が彼女自身の言葉なのかが分かりません。
 始末書を書いた経験があれば分かると思いますが、それは真摯に書く様な物ではありません。ただ雛形をなぞって、案件だけを書き換えて自分の名前を添えれば出来上がるお手軽な、言ってしまえば形だけの物です。
 それなのにさゆみちゃんのブログに掲載された謝罪文は、余りにも真心のこもった文章でした。
 自分に愛を注ぐひとへ、自分のありったけの愛で返す……アイドルがファンへ発信するメッセージとして、これはもう、ひとつの完成型ではないでしょうか。
 「終わり良ければ全て良し」と申します。まだまだ燻りそうなこの話題が、さゆみちゃんの示した「良し」を以て終息へ向かう事を望みます。
 最後に私事ですが、件(くだん)の記事を目にした昨日、ぼくは初めてGREEに登録しました。さゆみちゃんとファンの方々の幸せな関係に、少しでも触れてみたかったから。