第14話「♪ほっぺに指あててBuono!(水道水を計量カップで飲みながら)」の巻


We are Buono! Buono! LIVE TOUR 2010 [DVD]

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こちらの前・後半それぞれの感想を書くのに1日分ずつ費やして参りましたが、アンコールについて書かせて頂く今回は3日目と云う事で、ロードで云えば第三章に当たります。


さてステーヂに帰って来なすったBuono!のお三方は、赤ベースのチェック総柄と云うド派手なオールインワンに身を包んでおられます。
ひとくちにオールインワンと申しましても嗣永桃子ちゃんはソデまくり、夏焼雅ちゃんは左足だけスソまくり、鈴木愛理ちゃんは上半身をはだけて腰の所でソデを結ぶ、と云った具合に三者三様の着こなしを見せて下さいます。
参考になります←
それにつけてもももちと雅ちゃんBerryz工房としてもオールインワンを、デビュー6周年イヴェントや雄叫びランドでもお召しになっておられましたが、これはユニコーン本気リスペクツ!と云う心意気の表れでしょうか違いますね。


ところで(・∀・)
この衣装をお見受けして気になった所を3点ほど。
★その1(←人差し指を立てながら。そしてそれを相手に向けてドーン!)
今回のトップスや雅ちゃんパイロットキャップに限らず、Buono!のスタイリスツさんはユニオンジャックをちょいちょい取り入れますが、これが解せないんですよ。だってそもそもお名前が“Buono!”で、その盟友は“Dolce”。過去にはピッツァのCMに出演なさり、現在のCMでの共演者は“グッチ”裕三さん。ナニをどう考えてもイタリヤンぢゃないですか。ナニもイタリアンコネクション的ギミックや衣装を求めている訳ではありませんが、英国旗を主役に据えたコーディネーツは如何なモノかと。


★その2(←裏ピースを自分の鼻の穴に突き刺しながら)
これはもう独り言の極みなんですけど、Buono!に限らずどのミューヂシャンのライヴを拝見しても思う事ですが、そもそもアンコールありきの本編ってナニかね?と云う考えを患っている身としては、ましてその為の衣装まで準備しておくか! 用意周到! ナイス・シュートウ!っつって醒めちゃうんですよ。前作のアンコール時におけるお三方は後半戦でのボトムスもそのまゝに色違いのBuono!Tシャツをお召しでしたが、あゝ云うのはかっちょええ!と思います。たゞアレはアレで加工してあったかとお見受けしたので、プレーンなツヤーTで“急遽パシリに物販からガメさせて来ました!”感を出しつつゝ、色も統一してのご着用だったら尚の事かっちょえがったかなと。今回なんかソレこそ7人お揃いで“Buono!×Dolce”Tシャツでもよろしかったのではないかと。


前置きが長くなりましたが、お唄の感想の程を。


en1.Kiss!Kiss!Kiss!
恐らくは各自がデコッたであろうタンバリンを手にしてのパフォーマンスですが、結論から申しますとタンバリンの必然性は希薄だったかと。活用なすっていたと云える場面を強いて挙げるなら、イントロでタンバリンを乱打しながら縦ノリなさるももちの、アナタボシでの久住小春ちゃんばりの馬鹿ムキ出しっぷりwくらいでしょうか。往年のFAIRCHILDよろしくタンバリンを放り投げまくるとか、それは無理としてもせめて手で打っては腕に通し手で打っては腕に通し!ぐらいはヤッて頂き鯛っ!所でした。げししっ昭和な発想でサーセン


en2.タビダチの歌
「独りだけど独りぢゃない」。同行二人の精神で第一札所・霊山寺を打つお遍路さんの心情を歌う(大嘘)このお唄。ぶっちゃけ苦手です^^; 何ぼ岩里祐穂センセの作品と云えど、「きっと思いは届く」と云った根拠の無い言葉には白けてしまうんです、ナゴム魂(読み:ひねくれ根性)をこぢらせているぼくみたいな者は。そんなぼくですが、お唄のクライマックスで観客席に降って来るハーツ型の紙吹雪は素直に「綺麗だな〜」なんて、もしくは津軽なまりで「チレイだなや〜」なんて魅入ってしまったモノです(最初は紙飛行機だと誤認していましたが)。


愛理ちゃんの「わ〜」(足りなさムキ出しw)をきっかけにWアンコールの為に7人が帰ってお出でになりますが、そこからスムーヅには進まないのがいゝですね^^ 如何にもナマモノ然としていて。
しかし、ナマモノだからこそトラボーも起ころうと云うモノです。
オーラスのお唄を決めるに際して意見の相違でもあったのでしょうか、何と雅ちゃんがマイクで菅原潤子さんに一撃!
ももちの  この時たゞ独り笑わずに目を三角(怪物くんの狼男状態)にしていらした彼女の  証言によれば、同日の1回目の公演では菊地聖美さんにも喰らわせたと云うぢゃありませんか!
……さすが雅ちゃん! “21世紀の大島渚”の異名は伊達ぢゃありません!
と云う事は最後のお唄はやはり「カリフォルニアの青いバカ」か?!


en3.We are Buono!Buono!のテーマ
ズコーッ!(←なかよくズッこけるオーケンとうっちー!)……とコケてはみましたが、逆にこれは大歓迎です! 「アンコールの為に用意された衣装は萎える」とは既に書きましたが、それはアンコールの為に用意されたお唄・演出に関しても同様なんです。穿った見方なのは百も承知で申しますが、アンコールありきの構成と云う事は取りも直さず「本編で全力を使い切りはしないよ」宣言と捉えてしまうんですよぼくは。アンコール2曲を終えてもなお客電を落とさなかった事からWアンコールを予定していた事は見て取れますが、本作においては既にプレイしたこのお唄を再び引っ張り出して来た事で、「ナニをヤルかまでは決めていなかった」と感じられ、このひねくれ者も納得済みで最後の最後で最高にノレます!(もちろん『ナニをヤルか…』と見せる演出と云う事も考えられますが)
本作品を通じてぼくが個人的に“これぞロックだ!”と思ったのは、このお唄における愛理ちゃんです!
潤ちゃんのギターをブン取っての“弾けないギターを弾くんだぜ”っぷりたるや、自分用のマイクを持っているにも関わらず弦楽器隊の固定マイクを強奪してシャウツなさる大槻ケンヂさんの、はたまた砂原良徳さんが演奏中のシンセの鍵盤を“弾き”にでなく“押し”に来るピエール瀧氏の(あまつさえシンセ演奏中のまりんに、自身が背負うシンバル・セッツを叩く様に強要する瀧の)、往年の勇姿が否応なくオーヴァー・ラップします。ナゴム魂は死せず!と云った所でしょうか。Buono!最高!


…さてっ!
些細な不満も織り交ぜつゝデーヴイデー1枚の感想を長々と、それはもう冗長に書いて参りましたが、ぼくにとっての青春のヒーロー達がフラッシュ・バックしてやまないナイスなデーヴイデーでした(*´ω`*)
「たま」で音楽に目覚めてから紆余曲折を経て、今こうしてBuono!に出会えたのもむべなるかなと。
感謝するべき必然かなと。
以上、自宅療養中の独り者(30代♂)の手慰みでした。
最後まで看取って下さいまして、誠に有り難う御座居ました!
はてなキーワーヅでこゝに引っ掛かってしまった皆様、誠に申し訳御座居ませんでした。
おはぎだと思って口にしたら蟻ンコのたかったおまんじゅうぢゃないかこの野郎!とでも思って海馬からデリーツしてヤッて下さい。
だけどやっぱり、有り難う御座居ました!
失礼いたします。


ちゃお(^-^)ノシ


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