第6話「車に撥ねられたひとを見過ごした事があるかい?」の巻


または「『何とも云えない侘しい気持ちになった事はあるかい?』の巻」ね。


アロハ!
柾木大造です。
ムフフ。


今回は、ワカバのミニアルバム「みんないいひと」を取り上げさせて頂き鯛っ!と存じます。
ゴゴゴゴーズ・オン。


みんないいひと

みんないいひと


そもそも不勉強なぼくは、ついこの間までワカバのワの字も存じ上げなかったんですね。
そんなワカバ童貞がどうしてシーデーを購入するに至ったかと申しますと、これはもう自分の“ツモ”の強さに依存した部分が大きかったんです。
これはちょっとした自慢なんですけど、ぼく結構ツモが佳いんですよ。
ナニがしかを検索なり物色し始めると、当初の目的からは大きく逸脱しながらも「もうそれはそれとして」と云える素敵な結果へ転じる場合が多いんです。
for example(『例えば』って意味ですよ)


★不意にプロレスの覆面を欲しくなり検索開始。最終的にメキシコのマスク職人が制作したと云う、「努力・完成・整党」との謎の日本語文字列の上に髑髏がドーン!とデザインされたエナメル・バッグをツモる!
★ネッツの古本・中古シーデーショップにて、手始めにいかりや長介さんの自伝「だめだこりゃ」をカーツ(佐藤)に入れる。他にイカした商品は無い☆カナ?と探していた所、既に廃盤になった筋肉少女帯のベスツ、そして一般には流通していない筈のBerryz工房のFCツヤーのデーヴイデーを2連荘でツモる! 届いてみたら長さんのご本は初版! 3連荘!
★戯れに(もしくは冷やかしで)映画「ボックス!」のグッヅでも見るけ〜とTBSのサイツにアクセス。そのトップ・ペーヂに陳列されていた“全員集合”Tシャツに一目惚れ! 勝手の分かるサイツにこれがあったら話が早いんだけどなぁと思い、楽天さんで「検索ワーヅ:全員集合/除外ワーヅ:DVD」で物色開始(全員集合デーヴイデーはコンプしている為)。結果として、対談集「病気だョ!全員集合」をツモる! そのゲスツの顔触れがすごいんです!
大槻ケンヂさん! 雨宮処凜ちゃん! 戸川純ちゃん! 中村うさぎさん! ♪ぼーくのたーめのほーんだこれは〜バーババブーバビッバッベブー、イェ〜イ♪


で(・∀・)
話をワカバに戻しますと、ふとした時にブルーハーツの「未来は僕等の手の中」ってどんな歌詞だったっけ?と気になった事がこの度の購入のきっかけなんです。
歌詞検索サイツで曲名を入力すれば速攻で答えに辿り着けるのは明白だったんですけど、でもそれも面白くないぢゃないですか? そこはやはり新たなツモを求めて、敢えて「曲名の先頭:未来」だけで検索したんですね。
まぁ〜出て来るわ出て来るわw ホイチョイ三部作も裸足で逃げ出すオサレタイトルを芋づる式大量検挙!w それ等の作詞者をみんなまとめて熊谷の炎天下の下で交通量調査させ鯛っ! そんな事に思いを馳せている最中、夢(笑)や希望(苦笑)にあふれた曲名群の中から浮いていること土左衛門の如きタイトルをツモッたんです。


“未来はゴミの山の中に/ワカバ”


…ナニこの詰んだタイトル!
そう思うが早いか歌詞に見入ってしまいました。
こゝでは1〜3番のサビを抜粋してご紹介させて頂きます。

アノ朝焼けが照らすダンプのゴミの山は、それはまるで眠れぬ俺が吐き出した悪い夢の様。この暗い部屋 膝を抱えて壁にもたれ、ペットボトル握り潰してビルに映った朝日を見つめてる。


アノ夕焼けに赤く燃え出す人の群れは、それはまるで腹ぺこな俺が喰らいつく錆びた鉄の様。この薄汚れ、ほころびて来た俺の手は、闇に堕ちる今日と云う日を“行かないで”と引き止めて震えてる。


アノ波の中しがみついてたボロい舟で、“誰にだって人生は一度”と泣いていたきみは正しい。このせまい部屋、両手広げて立ち上がって、ガラス窓を開け放ち独りビルの隙間に明日を探してる


…いやぁ〜…これは何と申しますか…ブッ詰んでおられます! ズッぱまっておられます!
歌詞を拝読しているぼくの脳内では自然、トラックとして人間椅子の「踊る一寸法師」が再生されていましたw ドゥーム・メタル界の内角低めですよ(ドゥーム・メタル界“が”内角低めですね)。
しかしながら“ワカバ”と云う一見かわいらしいお名前、その上での詰んだ詞世界…これは椎名林檎ちゃんの「罪と罰」の線か?
収録アルバムのタイトルは「みんないいひと」、そしてそこはかとなくナゴム臭の漂うふざけたジャケッツ…もしや「たま」の「汽車には誰も乗っていない」!?
いづれにしても、大好物です!(←くまいちょーがサムアップで) お母さんこれ買って〜!


(それから一週かぁ〜〜ん!←卓球んちのお台所で瀧が絶叫!)


いざ商品を届けてもらって(アル中で)震える指ももどかしくパッケーヂを剥がして歌詞カードを開いた瞬間、まさにその瞬間「ツモッた!」と思いました。
構造上この歌詞カーヅは開くと同時に制作陣のクレジッツが目に入る仕組みになっていたのですが、ヅバリこう来ました。


“Producer:須藤晃”


…ゥワァーオ!
すっすっす…須藤晃さんとな!? 須藤さん(以下、すーちゃん。嘘w)と云えば我が青春のレイディオ・スターのひとり、橘いずみ(現・榊いずみ)ちゃんのお師匠さん(読み:おっしょさん)ぢゃありませんか! そしていーちゃんと云えばかつて「音楽と人」誌に「紅の自閉女王」と呼ばせしめたお方ですよ! そんないーちゃんの、云うなればワカバは弟弟子に当たる訳ですよ! これはまさに、ツモッたどぉ〜! 上記のブッ詰んだ歌詞×須藤さんのサウンヅ…と云う事は、いーちゃん史上最もダークな「指定席」の再来もあり得るかも!?
「未来はゴミの山の中に」はこのミニアルバム全5曲中の5曲目に収録で、本来ぼくは初めて拝聴するシーデーの曲を飛ばす事は好きぢゃないんですが、矢も盾もシャツもパンツもたまらづ!と云うべき勢いでリモコンの“5”をポチッとな! そして鳴り始めたサウンヅたるや!


…ナニこれ? 「CLAP!」? Berryzの。
…ええぇ〜〜〜!? 何でこのメロディでアノ詞を書いちゃったの!? 何で須藤さんは手直ししなかったの!? ぼくの高まりどーしてくれるのさ!? 「♪みんな嘘だ」に続く「嘘ぢゃねーか〜!」ってオザキか! オーザーキーかぁ〜あぁ〜ぁ〜…


(赤い髪を輪ゴムで縛り、グラスの中で回る夢から覚めて)


…えーっと、誤解を恐れずにモノを申しますと「未来は〜」の詞と曲の乖離の程がこのミニアルバムを端的に物語っているのではないかと。
例えば1曲目「ゴジラ」はスペーシーな伴奏に乗せたラップでストリート・ミューヂシャンの心意気をライムしたりw(リゝックの中の『河童の川流れ』もポインツw)、4曲目「夢光へ」はカントリー&ウエスタン調に始まったかと思えば唐突にスクラッチがシャシャッて来たりw …あ、でも2曲目「WINNER」はちょっと拾いモノでした、「炎のたからもの」っぽくて…はぁ、ルパンのサントラ聴くんべ…


ちゃお(^-^)ノシ ←須藤さんとワカバに。


ポンキッキ ファミリーコンサート

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