第145話「美少女天国プロレス地獄」の巻

 ♪ァだっいちゃーんですっ!(と、ミヤサコォ〜ですっ!を臆面も無くパクりながら寄り目で。2011年に)
 北関東・埼玉県、分けてもその北部に位置する事から一般には“北”一文字で表記される熊谷市より命カラ★ガラの大脱北を演じた大ちゃんが、六本木の美術館で退廃芸術展を堪能したのは前々回の馬鹿記事で述べた通りです。果たしてその夜はシネマ−ト新宿(読み:スネマードすんづく)様へお邪魔し、吉川友ちゃん“ナマ”出演・主演映画「きっかけはYOU!」を鑑賞して来ました!v(>-<)v
 「5/3(火)の上映には真野恵里菜ちゃんが応援に駆け付け、握手会にも参加する」との事前情報を、自分が観に行く2(月)と何故か勘違いしていた大ちゃんは当日、このTシャツでオメカシして行ったんです。


 


 かつて恵里菜ちゃんがピンク・フロイドの名盤「The Dark Side Of The Moon」のTシャツをお召しになった事に触発され、「わいもおんなぢのん着るんや! 恵里菜とのペヤ・ルックで彼女のライヴに行くんや!」等と、かのアルバムの邦題である「狂気」ぢみた勢いだけで、ライヴに行く予定も無いクセに買ってしまったTシャツをこゝで活用し、恵里菜ちゃんにヂカに見てもらってアピる手筈だったんですけどね、全ては取らぬタヌキの皮割礼でした。
 ふたりと対峙デキた場合、可愛い系の恵里菜ちゃんと美形の友ちゃん、趣きを異とする美少女ふたりが居ならぶ姿をシカと目に焼き付け、恵里菜ちゃんと友ちゃんが大ちゃんを取り合う、はたまた仲よく3人で、とゆー、ナニがしかを覚えたての中学生以下の妄想で向こう何日か喰いつなごうと目論んでいただけに、残念無念と唇を噛みしめるばかりでした(>_<;) えー加減な奴ぢゃけぇ放っといてくれんさい。
 逆に、前売券を購入した段階では友ちゃんとだけのサシでの初対面だと思っていたから、この、


 


 オジー・オズボーン先生のTシャツで、友ちゃんの視線を大ちゃんのボデーに釘づけにしてヤロうと画策していたんですけどね。
 アイドル vs ファンとゆ−立場ではあるけど女の子と会いに行く訳だし、着るモノも含めて身だしなみは整えたつもりです。前日には理髪店に赴いて短い部分を5厘=0.8mmに刈り込み、長い部分をワックスでギンギンにイキり勃たせたヘヤ・スタイルで、頭そびえ立つぜモヒカン!とガスタンクばりに気合いを充填し、そうして辿り着いたスネマード様。そちらのスタッフさんは実にいーひと揃いでした(^^) 同じ新宿での同じハロプロがらみの催しモノでも、昨年末の第105話「ハロプロ系コピバン祭り」の巻で触れた新宿Live Freakとは大違い! ムフフ。
 入口から程なくグッヅ売り場があり、パンフレッツ¥2,000とリスト・バンヅ¥800を購入した大ちゃんは計14の“きっポイント”引換券をもらったんだけど、それ、ナニして遊べばいーんだんべ?(・ω・) 今のところ友ちゃんのモバイルサイツ様でのアバターの着せ替え遊びぐらいにしか使い途は無いっぽいけど、33才の大ちゃんがお人形あそびなんかデキるけー!
 他にはステッカーが何種類かあって、マーキング感覚で所有物をシールで埋め尽くすヘキを持つ大ちゃんはちょっとそゝられたんだけど、友ちゃんが2頭身にデホルメされたそれは、アイドルとは云え19才の女の子のグッヅとしては少々痛いかと。同じく痛い19才♀で云えば、嗣永桃子ちゃんね。彼女の今年のお誕生日記念Tシャツがかもし出す死に至る程の痛さ、ましてそれを「桃を好きなら着られるよね?」と云わんばかりの潮騒的ゴーマニヅムにほとほと愛想が尽き、大ちゃんはももちを見限ったんです…


 


 さて(・∀・)
 これより「きっかけはYOU!」(以下、映画)の内容についてネタバレ上等で記しますが、見せたがりな大ちゃんは敢えて隠しません。東京での上映は先日5/8(日)で終了したけど、名古屋や大阪での公開を、また結界に阻まれて劇場へは行かれない為デーヴイデー化を心待ちにしていらっしゃる未見の皆様は、悪い事は申しませんので、お引き取り下さいます様よろしくお願い申し上げます(お客出しBGM:羅生門人間椅子。川*^∇^)||<♪帰りは難儀な辻なれどぉ〜)。
 情弱っぷりも含めて真っさらな気持ちで映画を楽しみたかったから、事前に情報を仕入れて行かなかった大ちゃんは観客席で面喰らってしまったけど、「映画」とゆ−よりは「2時間弱のPV」ですこれ(^ω^;) 然るに、友ちゃんの美貌を大スクリーンで拝みたい方や、他の出演者のファンや親類縁者のお歴々以外の方がご覧になる価値はイチモツ、違う、一抹も無いと断言します。お話は前後するけど、のちのミニ・ライヴと、前列から順の握手会でE列9番の大ちゃんが握手を終えてシャバに出たのが上映開始からちょうど2時間だったから、「モノは試しで観てみる☆カナ?」ぐらいにご検討中の皆様は、その時間を別のモノ事に充てた方が賢明かと。夜逃げの準備とか。
 さっきは長尺のPVと書いたけど、友ちゃんがソロ歌手として契約を結んだ際のドキュメンツ映像に始まり、以降定期的に動画サイツ様にアップされた「きっかチャンネル」が雑誌の連載だとしたら、それ等をまとめて「加筆・訂正を加えた」、この映画は単行本とも云えます。そしてパンフには   上映前の館内の暗さもあって、大ちゃんがそれに目を通したのは明くる日に帰国してからだけど   あらすじ紹介よりも前に、こんな一文がありました。
 「『〜チャンネル』は物語なのです。『〜チャンネル』の多くの場面は、すでに脚本が用意された中で、彼女が映画の一部として演じたもの、劇中に出て来る大人たちによって演じさせられたものです」
 …ワオ! ミスター高橋もビックリのカミング・アウツ! あゝピーター式チューブ・ダイエッツ with リングドクター富家孝。料理長の太(ふとり)さん。
 大ちゃん達が享受するモノの裏には台本(ブック)があり、表舞台には虚も実も入り交ざっている…「きっかけはYOU!」の歌詞になぞらえれば「リヤルと夢が交差」していると教えてくれた…その点で云えばこの映画は和製「ビヨンド・ザ・マット」と云えるだろうけど、今までの動画をガチだと信じ、友ちゃんと共に喜び、共に心を痛めたファンを裏切る作品、とまで云ったら言葉が過ぎるでしょうか。
 ストーリー紹介にお話を移して、パンフから抜粋すると、

 2006年にモーニング娘。Happy8期オーディションを受け、最終審査まで残ったものの惜しくも落選(註:こゝへ余計な一言を書き足したくってウヅウヅしている大ちゃん)。しかし、その潜在的な能力が評価され、ハロプロエッグに加入した吉川友。(大幅に中略)彼女は2011年春にソロデビューすることと、映画主演を務めることを告げられた。「やっとチャンスを掴んだ!」。そう喜んだのも束の間、その舞台裏には大人たちの様々な思惑や、「いかに彼女を売るか?」ということに右往左往する人間模様で溢れていた。(後略)

 読んで字の如く、友ちゃんの為に組織されたプロジェクツは、まぁどいつもこいつもロクな者の居ない事。友ちゃんへ密かに思いを寄せる、肌の質感からしてストーカー体質な音声さん。友ちゃんはその時パンツ・スタイルだったとは云え異様なロー・アングルから盗撮するキャメラマン。やたらめったらキレまくる、3人目のザ・たっちとゆーべきポッチャリ体型マネーヂャー。役職は分からなかったけど、全く責任を負おうとしない逃げて回ってばかりの奴。唯一まともなのは、こちらも役職が分からないけど、ひとりの人間として友ちゃんと向かい合う熱血漢。只ね、彼がね、「プロレス地獄変」に描かれた日系レスラーの様な爬虫類系の目鼻立ちでいらして、笑顔が恐かった^^;
 そんな百鬼夜行的スタッフに囲まれる、他ならぬ友ちゃん自身にもおかしな描写がありました。夜の街頭で突如声高に歌い出してみたり、本イキで踊り出してみたり。そうゆー誰が見てもおかしいところ以外の細かい部分では、お母さんと電話をしているシーンでの「きっか」って一人称ね。お母さんもきっかだんべに。その場面にミゝっちく注文をすると、気のおけない家族との会話なんだから、茨城弁が口を突いて出て来たら可愛かったかな。「訛り萌え」って確実にあるし。今後の芸能活動を通じて訛りキャラを押し通せなんて云わないけど。
 魑魅魍魎が跋扈するスタッフ陣の中で、一際ヌキん出てヒドかったのがチーフ(多分)です。例えば娘。の新メンバー・オーディションやその後の特訓などでダンスや歌唱指導のセンセが、少年野球では鬼コーチが怒鳴り声を響かせてモノを教える風景をよくマノアタリにするけど、あーゆーの大っ嫌いなんですよ大ちゃん。チーフはまさに典型的なそのタイプで、男性スタッフに当り散らすのにとゞまらづ、友ちゃんにさえ「おまえは商品のひとつに過ぎない!」といー渡してしまうデリカシーの無さっぷり。そりゃあ真理かも知れないけどさ、映画の中のセリフとは云えそんな言葉を聞かされてしまった友ちゃんの胸中や如何ばかりでしょうか? 察するに余りあります m(_ _)m
 ちなみに、チーフみたいな手合いを反面教師にして後輩やアルバイツさんには努めて優し〜く優し〜く指導する大ちゃんは、結果として誰からもナメられる事となるのでしたってゆーか俺の話はいー。
 チーフ曰く“誰も知らない”吉川友を売り出す作戦として、超絶テクの振り付けを彼女へ課します。そしてそれを初披露する舞台で、わざところべ、とも……。
 次回のイヴェントでリヴェンジを果たす所までブックは書かれていて、次につなげるとかファンの心理を揺さぶるとゆー事で云えば、プロレスの「地方巡業では煮え湯を飲まされていた相手に、大一番で華々しく勝利」的な、もっと云ってしまえば武藤敬司選手との2連戦で高田延彦氏が呑んだ「敗戦→勝利」のシナリオそのモノです。
 しかし友ちゃんはうなづきません。その場に集まったファンの為に、デキ得る限りのパホーマンスで応えたいから……そんな彼女に感銘を受けたプロレス地獄熱血漢はブックの撤回をチーフに、自らの進退を賭してまで懇願します。さすがのチーフもこれにはバカ負けし、かの振りを披露する場へいざ出て行かんとする友ちゃんを、笑顔で送り出すのでした。はい、悪人終盤いーひと化。ありがちですね^^
 かくして友ちゃんが駆け出した先こそ今日この日の、今まさに大ちゃん達の目の前に在る舞台でした。これがこの映画の肝であり、話題になったんだか違うんだか分からない「“ナマ”出演」を意味していた訳だけど、友ちゃんには恐れ入るばかりです。
 だって映画のクライマックスで「ころぶや、ころばざるや」と議論を戦わせ、「ころびません」と結論を出した後のナマ出演で、絶対ミスれない!と強張っちゃうと思うんです。いや、ふつーのライヴやイヴェントでもミスは無いに越した事は無いけど、このナマでのミスばっかりは、映画の結末とか、趣旨が変わっちゃうから。そんな緊迫した、取り返しのつかない局面で(とりあえづ大ちゃんが鑑賞した時は)全くノー・ミスで完璧に踊り切って魅せた友ちゃんの、何たるハツの強さよ!
 その超絶ダンスを、昭和の子である大ちゃんは「トシちゃんみたい」としか形容デキないのが何とももどかしいけど、サイド・スライヅ(横へのムーン・ウォーク)で円を描き、昨日(5/11・水)ド深夜の「魁!音楽番付」でも友ちゃんが披露した、骨法式前蹴りからの股割り! こんな振りをこなすアイドル見た覚えがありません! 只、チーフの「とにかく難しい振りを」との、一休さん将軍様ばりのザックリとした無理難題に応えただけの振り付けの石川ゆみセンセには申し訳ないけど、難を申せば「きっかけはYOU!」の楽曲と衣装にアノ振りはトゥーマッチだったかなぁ。でもやっぱ、すごいダンスだよなぁ。アノ変な靴で。それを事も無げに料理する友ちゃんと、そもそものレシピを作り上げたゆみセンセに脱毛しきりです。
 歌い切り、踊り切った友ちゃんが一旦ハケて「〜YOU!」のリミックスが映画のエンド・ロールと共に流れる中、大ちゃんは多幸感に包まれていました。心技体を兼ね備えた奇跡の存在のナマ出演に居合わせ、彼女が物語を幸せな結末へ導いてくれた事に、あるご本の一節を重ね合わせていたんです。
 先に名前を挙げたミスター高橋の暴露本にはプロレスへの愛や、恩を意気に感じている所はミヂンも無かったけど、荒井昌一さんが自殺してしまう直前に記した「倒産! FMW―カリスマインディープロレスはこうして潰滅した」には、こんな言葉があります。
 「私はプロレスが大好きです。プロレスラーの必死の“ファイト”に小さい頃からずっと夢を与えてもらっています」
 「プロレスはやはり最後の最後はハッピーエンドでなければいけません」
 …これ、荒井さんを自分に、プロレスやプロレスラーを自分の好きなヂャンルやひとに置き換えれば、誰しも理解してくれる至言だと思います。日々の生活に「夢」を与えてくれる存在は必須です。「やはり最後の最後」をこの映画で「ハッピーエンドに」してのけてくれた友ちゃんは、「〜YOU!」の楽曲と共に、閉塞感に包まれた者に希望の光を照らしてくれる存在だと大ちゃんは認識しました。俺ごときが認識した所で何の意味も無いけどねっ(>ω<)
 そうこう思っている内に当日の最大のお楽しみだった握手会へと移るんですが、大ちゃんはのちにTwitter様へ「映画鑑賞券つき握手会」等と、50人くらい居るアイドルグループのシーデーみたいないー草のツイートをしてしまったけど、それはそれで本音です。実戦の場では、大ちゃんのふたり前の方が「高まるぅ〜!」と絶叫しながらガッついていた為、大ちゃんはオトナらしくサクッと行こうと心に決めました。ガッツキさん→次の方と続き、いよいよ待ちに待った大ちゃんの番です! 初めて戦地でお会いした友ちゃんは、意外に背が低かったなぁ。


  (メロイック・サイン=悪魔崇拝の証と共に)友ちゃんアロハ! お誕生日おめでとう!^^
  おぉ〜ありがとござまーす!
  映画(本編)終わっででで友ちゃんが出て来ででで、ダンスでコケたらどうしようと思いながら見ででで…


 かように噛み倒した大ちゃんへ、友ちゃんが何と返答してくれたのか綺麗に記憶がありません。唯ひとつ覚えているのは、江戸川乱歩の「蟲」の一節に倣えば「(友ちゃんの)顔さえみれば、なんの理由もなく、目にいっぱい涙がわき上が」らんばかりの衝撃です。忘れもしないいつだかの馬鹿記事で大ちゃんはKARAのギュリちゃんを「顔の全てが美女」と表現したけれど、間近に接した友ちゃんは、パーツひとつひとつの大きさもあって「輪郭からハミ出んばかりに、顔の全てが美女」でした。19才の女の子に母性を感じてしまったのもおかしな話だけど、こんな噛み噛み30親父を優しく見つめてくれる大きな瞳……慈愛に満ち満ちた聖母の微笑み……決めた!
 友をオラのお嫁さんにするだ!
 オラ悪魔だぢゃ! んで、ゆぐゆぐぁ魔王んなるだ! したっきゃ友を地獄のお妃様に迎えるだ!(同日ん朝、オラど同じぐ悪魔主義さ匂わせる更新をすだ清水佐紀ちゃんのブログに『佐紀をオラのお嫁さんにするだ!』ど、検閲→削除も覚悟でコメンツを寄せだ事なぁナイショだぢゃ。あど佐紀ちゃんなぁ『うぃ〜』ど書いだだげだぢゃ)
 友んパホーマーとしでん技量なぁ上に記すらさっだげんども、こんアイドル戦国時代で、彼女ならグラビヤでも天下さ取れらぁね! 下ん! gifさ! 見でくんろ!


 


 …ゆゆゆ友!


 


 タユンタユンどごろかバルンバルンだてば! mummy-Dさんなら「玉乱ぜ!」ゆんでねべが!? えぇい、モノなぁついでで喀血大サーヴィスだぢゃ! さっぎんgifさ探すで自分のフォルダ漁っでだら出土すだ、エッグ時代ん、下ん! 画像さ! 見でくんろ!


 


 …みみみみーこ!


 


 友だげでねぐで仙石みなみちゃんまでオラを蠱惑するだか!? 加納典明センセなら「きクぜ!」ゆんでねべが!? いづれにすでも、お股が痛いだ!


 友…
 みーこ…
 佐紀…
 ギュリ…
 冒頭で名前さ挙げだだげだげんど、恵里菜…
 夢野久作ん「少女地獄」ならぬ、恋愛SLG、さもなぐばエロゲーさながらん「美少女天国」んド真ん中で、右さ向げども左さ向げども美少女! 美少女! また美少女!(おっぱいん有無に関わらず) そったら中がらどん娘っ子さ選んでいーだか、オラわがんねだハァ!><


 


 へば、また会う日まで(^-^)ノシ ※和嶋慎治ギャグ。


 追記:果だすで明ぐる日ほんどに恵里菜が応援に駆げづげ、恵里菜&友ん雨女最強タッグ揃い踏みにふさわすぐ、眠んね街スンヅクなぁ大雨に見舞われますだどさ。どっとはらいどっとはらい